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世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
名士編 金谷友+α

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683/846

王済5  馬キチ王武子2 

王済《おうさい》、宮廷を歩いていた時に

小役人が目の前を通りがかった。

それにブチ切れて、小役人を殴打!


いやいやアンタ……。


そう言う振る舞いがクソ認定され、

洛陽《らくよう》の郊外におんだされた。

蟄居先は洛陽の北にある山、

邙《ぼう》山のふもと。


その辺りは人口も多く、

地価も高い。


だが王済、知ったことではない。

金にものを言わせ周辺の土地を買収、

騎射のための運動場を建設。


しかもその運動場を囲う柵は、

何と、お金で組み立てた。


周辺のひとたちは、この運動場を

「金溝」と呼んだそーである。




 王武子被責,移第北邙下。于時人多地貴,濟好馬射,買地作埒,編錢幣地竟埒。時人號曰「金溝」。


 王武子は責めを被り、第を北邙が下に移す。時にして人多く地貴かれど、濟は馬射を好まば、地を買いて埒を作り、錢幣を編みて埒が地竟とす。時の人は號して曰く「金溝」と。

(汰侈9)




何やってんだこいつ(まがお)


示威行動のようにも見えますですね。「おい洛外の片田舎もんども、俺はお前らなんぞとは格が違うんだからな」的な。まぁおんだされる原因のことと言い、その後の行動と言い、ウォッチ対象ならばともかく、お友達にはなりたくないものである。

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