↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
「崔浩先生」政治家編 東晋中期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
481/846

庾冰1  終の床の言葉  

庾冰ゆひょう 全2編

 既出:王導9、成帝2、庾亮20



會稽かいけいのひと、孔氏の子孫である

孔坦こうたんが、危篤の床についた。


庾冰はこのとき、會稽の長官。

なので孔坦のことを心配し、

何度も何度も見舞いに出ては、

そのベットの傍らで大泣きしていた。


ある日、いつものように大泣きしたあと

帰ろうとした庾冰の背に向け、

孔坦が盛大な嘆息とともに、言う。


「こうして一人の士人の命が

 尽き果てようとしておりますのに、

 国の、お家の大事を諮ろうともせず、

 女子供のごとくお泣きでばかりとは!」


そうじゃねえだろ庾冰、

お前のやることは。

持ってくんだよ、俺のノウハウを、

可能な限り。


そう、檄を飛ばしたのだ。


それを聞き、庾冰、涙を拭いた。

不甲斐ない自分を詫びるとともに、

孔坦から政治に関するアドバイスを

引き出すだけ引き出した。




孔君平疾篤,庾司空為會稽,省之,相問訊甚至,為之流涕。庾既下床,孔慨然曰:「大丈夫將終,不問安國甯家之術,迺作兒女子相問!」庾聞,回謝之,請其話言。


孔君平の疾の篤きに、庾司空は會稽為れば、之を省るに、相い問訊せること甚だ至り、之が為に流涕す。庾の既に床に下るに、孔は慨然として曰く:「大丈夫の將に終わりなんとせるに、國を安んじ家を甯んずるの術を問わず、迺ち兒女子が相問を作さんか!」と。庾は聞き,回りて之に謝し、其の話言を請う。


(方正43)



庾冰

いわゆる三庾と呼ばれる東晋前期を代表する兄弟、その真ん中(三庾以外にも兄弟はいたのだが割愛)。宮中で巨大な存在感を得ていた兄、庾亮の死後、宰相として中央に立った。のだが、「中央に立ちました」くらいで、何やったか聞かれると「何充にバトンタッチしました」くらいしか言えなさそうである。まぁ、司馬昱さんもこのへんではだいぶ存在感増してたでしょうけどね。


孔坦

孔群のいとこの息子とのことです。転々大陸さんさいこう。

http://home.att.ne.jp/iota/ten_tairiku/kakeizu/ka/kou04_05js_1_yu.html

文人として卓越していた、とのみ残されています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。