↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
「崔浩先生」名将編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
449/846

謝玄2  恵施の言葉   

司馬道子《しばどうし》が、謝玄《しゃげん》に聞いたことがある。


「名家《めいか》の恵施《けいし》は、その言葉を

 五つの車に満載するほどに

 書き残したという。


 だが、その言葉の内に

 まるで玄妙なるものはない。

 これはどうしたものなのだろうな」


おおっと司馬道子さん、

ここで諱犯しムーヴ。

これは喧嘩売る気まんまんですよ。


が、謝玄はしれっと答える。


「その言葉の含意が、

 まるで伝わらなかったから、

 ではないでしょうか」


あっ、これ

「バカなお前にゃわかんないよ」

ムーヴですね……。




司馬太傅問謝車騎:「惠子其書五車,何以無一言入玄?」謝曰:「故當是其妙處不傳。」


司馬太傅は謝車騎に問うらく:「惠子は其の書を五車すれど、何をか以て一なる言とて玄に入れる無からんや?」と。謝は曰く:「故より當に是れ其の妙なる處が傳わらざるなり」と。


(文學58)




さて、恵施は荘子《そうじ》のライバル。と言ってもだいたいボコされる役回りだが。つまり、荘子の言の「玄」なる所の引き立て役と言った感じである。


んー。これは人間関係からたどるべきかなー。謝安《しゃあん》が司馬道子によって

中央から遠ざけられている。その影響は甥の謝玄にも及んだだろう。



その一方で、名家の論法と言えば「白馬論」がある。「白馬は馬じゃない」というアレだ。謝安はこの論について、阮裕《げんゆう》に全力で質問しており、そうすると名家的論法にも通暁していたんだろう、と思われる。


そこから拾うと謝安は名家に対して一定のリスペクトを持っていたかもしれないし、ってことは英才教育を受けていた謝玄も、もしかしたら名家的思考のルートを持ち合わせていたのかもしれない。


人間関係、及び名家に関するある一程度のリスペクトの仮定。以上を積むことで「道子、アンタ愚鈍だな」って婉曲に言っていることになる。


まぁ、ちょっとここまで積むのは結論ありきなのできついですけどねー。



(後日追記)


司馬道子が謝玄の諱犯してるの、

初読時に抜かしてた……。


そこ踏まえれば、

完全に殴り合いじゃんこれ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。