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世説新語 on なろう  作者: ヘツポツ斎
三国志前編 英雄立志伝

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曹丕6  陰謀の毒ナツメ 

曹丕そうひの弟、曹彰そうしょう

強い。マジで強い。

曹丕にとってはほんとに怖い。

(後継者争い的な意味で)


さて、母親のべん皇太后の部屋で、

曹丕と曹彰が囲碁を打つことになった。

碁盤の横にはいくつかのナツメがある。

いくつかを一緒に食べた後、

曹丕はこっそりと、

あるナツメのヘタに毒を忍ばせた。


「彰。これ旨そうだ、やるよ」


曹彰は、曹丕の意図に気付かない。

素直に貰い、食べ、毒に当たる。


「し、彰!」


パニクる卞皇太后。

部屋を出て水を求めたが、

そこは曹丕、先回りして

近くの水瓶をたたっ壊させていた。


恥も外聞もあったもんじゃない。

卞皇太后は靴も履かず、

井戸にまで駆けていく。

けど、水は汲めない。


そうこうしているうちに、

曹彰は死んでしまった。


後日曹丕は曹植そうしょくも殺そうとした。

そしたら卞皇后、ぴしゃりと言う。


「私の彰の次は、私の植も奪うのですか?

 そんなこと、許すと思いますか?」




魏文帝忌弟任城王驍壯。因在卞太后閤共圍棊,並噉棗,文帝以毒置諸棗蔕中。自選可食者而進,王弗悟,遂雜進之。既中毒,太后索水救之。帝預敕左右毀缾罐,太后徒跣趨井,無以汲。須臾,遂卒。復欲害東阿,太后曰:「汝已殺我任城,不得復殺我東阿。」


魏の文帝は弟の任城王の驍壯なるを忌む。卞太后が閤に在りて共に棊を圍み、並べて棗を噉らうに因り、文帝は毒を以て諸もろの棗蔕が中に置く。自ら食すべき者を選びて進むに、王は悟る弗く、遂には雜えて之に進む。既にして毒に中り、太后は之を救わんと水を索む。帝は預め左右に敕し缾罐を毀たしめたれば、太后は徒跣にて井に趨るも、以て汲むる無し。須臾にして、遂には卒す。復た東阿を害さんと欲するに、太后は曰く:「汝は已にして我が任城を殺せるも、復た我が東阿は殺し得ざれり」と。


(尤悔1)




曹彰

曹丕の弟、曹植の兄。本文中にあるように、並外れた武勇の持ち主だったという。それにしても、正直怖い。こんなエピソード(どう考えても捏造にもほどがある)を乗っけてくる編者の曹氏ヘイトが怖すぎる。だからこそ好き。

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