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転生したらスキル大砲が使えないので職業につくことにした。


「俺これからどうすればいいんだよ…」


俺は途方に暮れていた。ギルドのベンチにへたり込む。この世界に転生してから一カ月弱、魔王討伐を任されたはいいものの、特に大きな特典もなく一日一日を生きていくのが精いっぱいな生活で、冒険者としてはド底辺もいいとこで初心者が倒すであろうゴブリンにすら無傷で勝てない、そんな平凡な成長スピードな俺が本当に魔王なんて倒せんのかよ。


「あ!見っけた!おーい!そこの若い少年!」


「俺?」


そこにいたのは美人な長髪の女の人、目はきれいな淡い赤色で素直に美しいと感じた。魔法使いだろうか?ローブを着ている。


「そうそう!あんた昨日だいじょうぶだった?だいぶ重傷だったから治療してやったら一人でぶつぶつ言いながら、帰っていったから心配してたんだよ!」


「あ、あなたが助けて下さったんですか!本当にありがとうございます、自分に出来ることがあれば何でも…」


「あー、そういうのはいいよ、私が好きでやったところだからね」


「そうですか…わかりました…本当に助けてくださってありがとうございます、おこがましいかもしれないですけど、名前をうかがってもいいですか?」


「そんなかしこまらなくていいよ!私の名前はアーリー・リツ、気軽にリツって呼んでくれればいいよ!、んじゃ私からはそんだけ、バイバーイ!」


「え?あ、ありがとうございました」


…優しい人もいたもんだな、次リツさん見つけた時にはしっかり貯金してお礼できるぐらいにしとかないとな…いったんこれからどうするか考えていかないと。まずスケルトン討伐のクエストは失敗だな、まともに一階層すら突破できないようじゃ話にならない…


「ソロじゃ限界かなぁ」


俺もパーティーを組むべきなのかな…でも正直な話、職業なしの底辺冒険者を雇ってくれるパーティーなんてないんだろうな、、、ものは試しでやってみるか…

~冒険者ギルド受付~

「すいません、パーティーの募集ってどこでやってますか?」


「パーティーの募集でしたらあそこにある掲示板に張られていますよ!」


「ありがとうございます」


~掲示板~


「なんだこれ?」


パーティーメンバー募集‼上級職またはレベル50以上!

初心者大歓迎‼(上級職、レベル40以上)

盗賊募集!(レベル30以上)


「こんなん無理じゃん」


そもそも上級職っていうのはレベル一の時に突出したステータスがある時になれるもんであって本来なれるもんじゃないし、レベル40ってソロでダンジョンボス倒せるレベルだろ!結局才能かよ…

上級職にはかなわなけど俺も今からつける一般職についておいたほうがいいのか?


「ステータスオープン」


ステータス LEVEL 12

腕力 19

防御 16

敏捷 29

魔力 0 

スキル「大砲」

大砲と玉を出現させる※大砲と玉を出現させるには魔力を消費します

持ち物

所持金480ギル 粗末な短剣 膝宛 胸当て 冒険服 水筒 


ステータス的に敏捷が一応高いから、一般職なら盗賊か武闘家、アサシン、機動力特化の戦士もありか…

ジョブは変えようと思ったら変えれるけどレベルアップ時の補正がある分慎重に考えていかないとな…一旦、今日の宿の泊まるお金がないから稼がないとな…


「ダンジョン行くかぁ」


~ダンジョン一階層~


「ワォーーン!」


ゾンビ狼か…かまれると感染して教会の聖水じゃないと治せない、初心者殺しともいわれているモンスター。運よく一匹だ、無傷で倒したいな…


「タッタッタッタッタ!」


まっすぐ突っ込んできたな…噛まれる瞬間によけて…


「ドンッ!」


飛んだ⁉落ち着け…懐に入って腹に刺す‼


「ギャオーーン」


よし、どうにかなった…ゾンビ狼の爪だ、100ギルで売れるな…


今日の宿分はどうにかなったが、できれば明日分も稼いでおきたい

・・・・・・・・・・・

自分の歩く音だけ聞こえるのは気味が悪いな…


「ぐぎゃ」


ゴブリンか…見た感じ二体、弓は持ってない、やれる!


「ぐぎゃぎゃ!」


バレたな…二体ともつッこんできた


「ズン!ガン‼」


ゴブリンのこん棒が空を切り、ダンジョンの壁にあったった。


「ギリギリだけどついていける!」


「ハァァ!」

「ザシュ」


「ギュアアァ」


とりあえず一体、二体目が来る!


「ビュン!」


うわ!こん棒投げてきやがった…初めてみたぞ


「グギャアアア!!!!」


突っ込んできた…冷静に頭を貫く‼


「ギュアアァぁ」


よし…ゴブリンの耳が二つ、100ギルになるな、、、まだまだ行くか!


~二階層~


「つい楽しくて二階層の深いところまで来ちゃった…流石に帰んなきゃな」


「カラン、、、」


「またかよ」


スケルトンだ…怖えなぁ、、、、、、、、


足が震え始めた。過去の痛みを思い出す。


「フゥー、やるぞ!勝つんだ!」


最初の一発ですべてが決まる…


「クッソ、バレたか…」


スケルトンが俺の足音に気づく、ゆっくりと近づいてきた。

落ち着け、一発目を流す!


「シュン!」


うまくスケルトンの攻撃を剣で流せた!盾は空いてる!いける!


「ハァァ!!!!」


懐に入り、首を切った…背骨から分離した…


「動いてないよな?…………んんしゃぁ‼」


倒せた…俺も少しずつ成長してる!まだまだこれからだ!


~冒険者ギルド~


「ドロップアイテムの換金ありがとうございます!350ギルになります!」


「ありがとうございます」


スケルトンの骨マジで換金するとしょっぱいなぁ


~宿~


「前と同じ部屋ね、500ギル」


「どうぞ」


「ん」


鍵の渡し方雑すぎんだろ…にしても今日は大変だった。かなりレベル上がったんじゃないかな…部屋いって確認しよ


「ステータスオープン!」


ステータス LEVEL 14

腕力 23

防御 17

敏捷 34

魔力 0 

スキル「大砲」

大砲と玉を出現させる※大砲と玉を出現させるには魔力を消費します

持ち物

所持金330ギル 粗末な短剣 膝宛 胸当て 冒険服 水筒 


「うーん…」


なかなかの死闘だったがレベル上がりにくくなったなぁ、これからはもっと下の階層に潜らなきゃなのか…骨が折れるなぁ


「そろそろ、職業決めなきゃな」


といってみたものの、何の職業がいいか全く見当もついていない…名前がかっこいいアサシンにしようかな…………そういやギルドにアドバイザーがいたような気がする、明日聞いてみるか。とりあえず今日は寝よう。流石に疲れた。


~冒険者ギルド~


「職業の選択に悩んでる?でしたら専門のアドバイザーに取り合ってみますね。少々お待ちください」


個人的にはステータス的に盗賊かアサシンだと思ってるんだよなぁ。アサシンって響きがかっこいいからなってみたいけど、まだまだ分かんないことだらけだしなぁ。


「お待たせしました。どうぞこちらへ」


よくわからない別室に呼ばれた…なんだろここ


「今回アドバイザーを務めさせていただきます。クレウス・リグと申します。」


立派な白いあごひげとツルピカな頭、典型的なおじいさんて感じだな。


「勇気です。今日はお願いします」


「ハイ、お願いします。早速ですがステータスを見せていただけませんか?」


「わかりました。ステータスオープン」


ステータス LEVEL 14

腕力 23

防御 17

敏捷 34

魔力 0 


「なるほど、、、レベルにしては少しステータスが低いですね…」


「やっぱりそうですか…レベル14だったら本来どれくらいのステータスになるんですか?」


「そうですね…戦い方によってまちまちですが、平均で50くらいありますね。勇気さんは魔法がないのでなおさら低くなってしまいます。」


「(´;ω;`)…どんな職業が向いてますかね?」


「そうですねぇ…敏捷は人並みにはあるので盗賊なんてどうでしょうか?」


「盗賊ですか…アサシンってどう思いますか?」


「アサシンですか、、、アサシンは結構不遇な職業でしてステータスの上昇量は武闘家に劣りますし、専用スキルの忍び足が足音を消すという使い道が難しいもので、初心者に勧められないんですよ」


「なるほど、盗賊にはどんなスキルがあるんですか?」


「盗賊は専用スキルがすごく優秀で人気なんですよ。複数スキルがあるんですけど、例えばスキル窃盗は相手のランダムに奪えますし、スキル敵感知では半径50メートルのモンスターの居場所が明確に分かりますよ!」


「なるほど、ソロってよりはパーティー向けの職業ですかね?」


「そうなりますね。というかでソロで探索してる人はなんてほとんどいませんよ。ソロは危険がありすぎますからね」


「やっぱそうですよね…ステータス関係なく優秀な職業ってありますか?」


「ステータスが関係ない職業ってなりますと、サポーターとか指揮官とかですかね?」


「その二つの職業はどんな特徴があるんですか?」


「サポーターは専用スキルで荷物持ちがありますね。能力はシンプルでたくさん荷物が持てます。大体素の状態から5倍ほど上がります。レベルアップでの補正として少しだけ防御に補正がかかります。指揮官は専用スキルに司令塔があります。パーティーを組んだ人に対してバフをつけたり、声を出さずに直接頭に話しかけることができます。出来ることが多く優秀な反面、難易度が高く、上級者でも上積みの冒険者しかいませんね」


「わかりました。ありがとうございます。」


「何の職業につくか決めることができましたか?」


「はい!俺は……………」









~補足~

冒険者にはステータスによってなれる職業が決まっており、例えば腕力と防御の値がレベル一の時点で両方15を超えていればクルセイダーという上級職に就くことができ、ステータスに補正がかかり更に、レベルアップで伸びるステータスにも補正がかかるようになっている。


一般職は誰でもなれるがステータスによって向き不向きがある。複数の職業を使いまわしてすべてを支配しちゃうんなんてこともできるけど、だいたい上級職の劣化になる




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