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Project Alpheos(プロジェクト・アルフィオス) ~あなたのリクエストで星の未来を取り戻せ~  作者: だしのもと
Project Alpheos 体験ミニストーリー(星レベル1~9まで)

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【高校体験入学してみたけど....?】

※挿絵はAIイラストを使用しています

挿絵(By みてみん)


その日のキララは、制服姿で駆け込んできた。


「ただいまーっ!」


頬をほんのり赤くして、手には紙袋をぶら下げている。

どうやら、声を聴く限り充実感だけはあったらしい。


「キララ、おかえり。」


ピカルは椅子から立ち上がり、軽く眼鏡を押し上げる。


「高校の授業、どうだった? 地球の教育制度について、何か新しい発見はあった?」


「授業?それはちょっとチンプンカンプンだったけどね!」


「―――え?」


案の定、授業に対しては全く興味がなかったようだ。

いきなり眉をしかめたピカルを見て、慌ててキララは言う。


「あ、まって!内容思い出すから!えっとね~....」


キララは指を折りながら、必死に思い出そうとする。


「黒板にいっぱい文章と図が書いてあったのは覚えてるよ!途中からずっと学校で人気だっていうパンのこと考えてた!」


そう言って笑う彼女は、やたら楽しそうだった。


「……パン?」


ピカルの眉がぴくりと動く。


「まさか、授業中ずっと?」


「うんっ!」


キララは迷いなく即答した。


「お友達に教えてもらったんだけど、購買部の“メロンパン”ってやつ、すごいんだよ? 甘くてサクサクで、なんかもう口の中が幸せだった~!」


ピカルは小さくため息をつき、呟いた。


「……学びは、パンか……」


彼の脳裏で“地球教育制度分析”のファイル名が、なぜか“メロンパン調査レポート”に書き換わったのは、言うまでもない。


「あ、ほらほら!ちゃんとお兄ちゃんの分も買って来たから!」


キララは手に持っていた紙袋を差し出す。

袋の隙間から、ふんわり甘い香りが立ちのぼった。


「食べてみて!絶対お兄ちゃんも気に入るはずだよ~!」


ピカルはため息をつきつつ、袋を受け取る。


「……授業より優先してまで買う価値があるのか、確認させてもらう。」


ひと口。

外はサクッ、中はふわふわ。

甘みと香ばしさが舌に広がり、ほんのりと温かさまで残っている。


「……なるほど。これは――」


ピカルは小さく息を吐いた。


「確かに授業中に考えてしまうのも……理解できるな。」


キララは満面の笑みで胸を張る。


「でしょっ!? メロンパン、偉大だよね!」


ピカルは黙ってもう一口、カリッと音を立てた。

そのとき、彼の中で“パン調査ファイル”が静かに開かれた。

参加者リクエスト:キララで高校生体験


お読みくださりありがとうございます!

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リクエスト企画の方は不定期で参加者様を募集してます。

Xで最新情報を投稿してますので、よかったらご覧ください。


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