【好奇心が止まらない買い物】
※挿絵はAIイラストを使用しています
「この羽根のチャームもいいな……。あの歯車が動く箱や、光る小瓶は一体……?」
ピカルは小さくつぶやきながら、店先の雑貨をじっと見つめていた。
目の奥には、完全に“研究モード”の光が宿っている。
「地球の商店街は、好奇心を無限に煽ってくるな……。何時間でもいられそうだ。」
その結果、帰宅時間は見事に遅れた。
「お兄ちゃん、おかえりーっ!めちゃくちゃ遅かったね!心配しちゃった!」
玄関で待ち構えていたキララが、ぱあっと顔を輝かせる。
「買い物ってどうだったの? 地球のお店、やっぱりすごかった!?ねえねえ、わたしも次いっしょに行きたいっ!」
「……ああ、すごかったよ。」
靴を脱ぎながら、ピカルはわずかに疲れた声を漏らす。
「棚ごとに種類が分かれていて、同じ“塩”でも五種類以上あったし……なぜか入口付近にだけ、謎の“割引品コーナー”が設けられていて……。正直、情報量が多すぎて……途中で一度、静止したくなった。後で色々調べてみないと.....」
想像しただけで、ピカルは頭を押さえる。
今日の報告書をまとめるのには時間がとてもかかりそうだ。
一方で、キララの目は星みたいに輝いていた。
「わぁ~っ、楽しそう!なにこれ塩が五種類!? 塩に種類なんてあるの!? ねえ、早速味比べしようよ!」
「いや、さすがに今からは……。」
ピカルはわずかに眉をひそめ、眼鏡を押し上げる。
「キララ、まずはそれぞれの種類と成分と特性を把握するところから始めような……?」
「も~~相変わらず真面目なんだからぁ~~!」
こうして、彼の長い“地球の買い物初体験”は、最後まで質問攻めで締めくくられたのだった。
参加者リクエスト:ピカルかキララで買い物体験
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