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我らは信長家臣団  作者: 大和屋
天下統一編
41/178

41話 越後の農民たち

越後。

畠の出身地。

「ちっ、畠のやつが逃げやがった?つまんねえな。」

上杉家の足軽たちは、畠がいないことを知ると、城へ帰った。

「まったく、景勝様は何をしておるのだ。」

隠れていた農民たちはぞろぞろとでてきた。

「畠のやつが織田に寝返ったなら、わしらも寝返ったほうが安全なんじゃねえの。」

「お前様、織田に行きましょうよ。そして、織田に仕えましょうよ。その方が幸せに決まってるわ。」

「でも、織田は上杉に勝てんのかなあ。負けたらわしら打ち首だぜ。」

「どうでもいいべさ、ここにいたって滅びるだけなんだから。だったら生き残る可能性にかけた方がいいべさ。」

「おい、なら今から行くぞ!持てるだけ物を持って近江へ行くべ。」



農民たちはのちに大企業を設立し、日本経済、世界経済に大きく貢献することになるのだった。



「景勝様、近頃、農民たちが近江に逃亡する事件が多発しております。」

美津という名の侍女が言った。

「で、あるか。」

景勝は仏壇に手を合わせながら言った。

「これ以上戦を続けると、そのうち人口が少なくなってしまうのでは?」

「それよ、美津。」

「と、申されますと?」

「逃亡するのを防ぐため、何か手を打たねばならん。」

「手、とは?」

「国境を一時、封鎖しろ。そして、国境に優秀な兵をいくつか配置するのだ。」

「はい、かしこまりました。」



 

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