村に伝わる迷信
こんにちはダニコです
なんともう片方の作品もランク入りしました!!!
これからも頑張りますので応援お願いします。
500pvもありがとうございます!!!
俺達が旅立って早くも4日が経っていた。
道中は魔物や動物を狩って飢えをしのぎ水魔法の水を飲みながら移動した。
今度の前線地は砂漠地帯に近いらしい。だから暑くて喉がカラカラになる。
「旦那。この先に村があるらしいっす。泊めてもらいやしょう。」
汗をダラダラ流しながらウェンはそういった。俺も同感だ。めっちゃ疲れた。
「よし行こうウェン。流石に俺も疲れた。」
再びウェンに水をかけて村に向かった。
この村はそれほど大きくはないが砂漠の中では貴重なオアシスの村だった。
泊めてもらえるなら理想的なところだ。そう思って色々見ているときウェンが急に言ってきた。
「旦那。ここには老人が少ないですね。何かあるのでしょうか。」
たしかにこの村に老人はほとんど、いや着いてから一度も見ていない。
「不思議だな。そう言われると他の村よりも少ない気がするな。」
たしかに先程から俺も違和感があったがこのことだったのか。
そこで俺達は何故老人が少ないのか気になり村人を何人か捕まえて聞いたがいい情報は入らなかった。
ウェンもよく知らなそうな人が多いからもういいかと言った。
俺もそう思いこのことを忘れて宿を予約したり買い物に行ったりした。
たびはこれからも長い。だから物資調達は必要だ。
そしていつも通り日が暮れてきたので予約していた宿に戻った。
先にウェンが戻っていたのでそこで合流し部屋に入っていった。
そこでいつも通り今日の話をしていた。するとウェンが少し気になる発言をした。
「旦那。そうえばここに来る前住民に夜は危険だから出るなって言われやした。
一応俺等は冒険者なのでそんな危険なことないと思うのですがどういうことなのでしょうか。」
ウェンの言う通りだ。俺等が負けるような相手が住民を生かしているはずがない。
そんな化け物がいるはずないと思った。そうこう考えを巡らせていた頃だった。
外でなにやらまつりのような声が聞こえ始めた。
俺も最初ただのまつりだと思っていた。
住民は部外者にまつりを邪魔されたくなかったから夜は出るなと言ったのだと思ったら少し俺は安堵した。
その時だった。
「旦那!外です!嫌な予感がするっす!来てくだせえ!」
ウェンはそう言うと俺の袖を引っ張って窓を突き破って外に降りた。
そこにあったのは。正座している10数名の老人たちであった。その前には巨大な魔物がいる。
俺は理解するのに時間がかかった。だがウェンは一瞬で動いていた。
ウェンは巨大な魔物に向かって一直線に走っていった。
「旦那!あっしが前衛行くっすから援護してくだせえ!早く!」
そう言われて俺はやっと杖を構えた。ウェンが攻撃するなら
「ウォータークラッシュ!」
俺は水魔法で最も援護に適したこの魔法を使った。
地面から無數の水が放たれてその巨大生物の動きを遅くした。
ウェンはその隙に巨大な魔物に攻撃を叩き込んだ。
あいつの蹴りは非常に強力で巨大な魔物は一瞬にして倒れた。
「旦那!奥にまだいます!やれますか!」
仕留めた直後ウェンはそういった。愚問だ。今仕留めておかないと大変なことになる。
「当たり前だ!メモリー・リプレイ!」
俺は今度は濁流から召喚したエネルギーを記憶した水を発射した。
その水はエネルギーを記憶しておりそれを思い出すことで超高温になった。
巨大な魔物たちが怯んだ。俺は叫んだ。
「やれ!ウェン!」
そういうとにやりと笑ってウェンはその巨大な魔物を一匹もこらず討ち果たした。
ウェンの力は群を抜いていた。こいつクセが強いが実はすごく強かった。
ウェンと俺はハイタッチをした。この男になら背中を渡せる。俺はそう思った。
俺達は宿に戻っていった。だがそんな俺達を待っていたのは想像しないものであった。
村人、そして正座して生贄になっていた老人すべてが俺達を罵倒したのである。
お前たちのせいで村が終わった、神様を殺した。そんな言葉が聞こえた。
ウェンがすごく苛立っている。だが俺は冷静に推理した。
この村ではこの巨大な魔物が神として扱われているのか。そう思った。
だが人を食う巨大な魔物が何故神として扱われていたのだろう。
前世でももちろん人を生贄にするということはあった。
それは俺が貿易のために港を整備しようとしていた頃の話であった。
しかし整備が激しい波や風でうまく整備が進まなかった。
そこで古臭い陰陽師は30人の旅人を生贄にしようといい出したのだ。
だが俺はこれが風や波のせいだと分かっていた。だからこのことに激しく反発してやった。
結果的に民衆を納得させるためにお経を記した石を海に投げ込むことになった。
人の命は尊ぶものだ。だがこういった神を信じなければならない事情がある。
だとしても生贄を捧げるなど許されざることだ。俺は言い放った。
「そんな野蛮で罪深い迷信はやめよ。人の命は何よりも大切なものだ」
民衆は一度黙った後に再び大きく反発した。それはそうだ。
俺の言ったことは今までの犠牲をすべて無に返すことだ。認めたくないだろう。だが
「何があったか話せ。人の命を使わずして俺がその問題を解決してやる。」
俺は怯まずにそう言った。民衆は一瞬にして黙り込んだ。
しばらくして民衆の代表のような女が静かに口を開いた。
「ここは年に1度オアシスの水が完全に上がるのです。
しかし、あの神様方は生贄を食べるとき水を運んでくるのです。
だから水が干上がる前、生贄を捧げるのです。」
そうその女は言った。なるほど。そういえばここはオアシスだからか分からないが井戸がなかったな。
井戸を掘ることができぬのかもしれない。
「井戸は掘らぬのか。」
そう言うと女は首を振った。
「井戸を掘る技術がないのです。ここはずっとオアシスの水に頼ってましたので。
干上がるようになったのも最近の話なのです。」
なんだ。掘れるのか。
「分かった。俺とウェンが手伝ってやる。その代わり生贄を捧げるのはもうやめろ。」
そういうと女は驚いた顔をしたがありがとうございますと俺等に深々と頭を下げた。
ー1週間後ー
井戸を掘り終わった。ウェンがすごすぎて想像より早く終わった。
民衆には感謝されて悪い気はしなかった。そして大量の物資ももらった。
「お気をつけて。何かあったら戻ってください。」
女は言った。
一服している暇はない。俺とウェンはすぐに前線地へ走っていった。
今までにないくらい長引きました。
ウェンが意外と強いんですよねこれが
さあこれからどうなるでしょうか
引き続きお待ちください




