転生
これは福原入道や浄海入道と言われていた平清盛が異世界にて天下を目指す話です。
「入道様!お気を確かに!」
「清盛様!」
俺は死んだら地獄に行くと思っていた。平和になることを信じられ武士でありながら大出世し初めての太政大臣にまでのし上がったというのにこのような結果になってしまったのだから。ああ許してくれ皆のものよ、俺が情けなかったばかりに都は荒廃してしまった。許してくれ平氏の様を...
(平清盛よ。お前はまだこのようなものではない。たしかにお前は栄華を極め民という大切なものを見失っていたのは事実だ。だがお前の活躍によって救われた人もいた。日宋貿易などのお前の改革が人々に与えた影響もとても大きい。その功績は認めるべきだと私は思っている。やり直すのだ。)
「おい、そなたは誰だ?何を言っておるのだ。俺は高熱で死んだ。寺を焼いた罰だ。多くの民の期待を裏切った罰だ。やり直すことなど...」
(いやできる。お前はあの世界で新しい道を築いたのだ。)
「だからお前はなにを...」
目が覚めた。そのとき俺は不思議な世界にいた。俺は髪の色が黄色の女に抱きかかえられていたのだ。そしてその女と隣りにいるこれまた奇妙な髪の色が赤い男が涙を流していた。なにか騒いでいる。何を言っているのだ。どこの国の言語だ。何が起こっているのだ。俺は何を見ているのだ。走馬灯という話は聞いたことがあるがこのような髪の色の人間は見たことがない。いやそもそも俺は何故抱き抱えられているのだ。理解ができない。しかし体を見てすべてを理解した。これは輪廻転生であると。俺は赤子として生まれ変わったのだと。何故だ。俺はあの寺を焼き払ったのだぞ?
だがもし今の状態があの声の通り「やり直しのチャンス」であるとするならば。
面白い。この世界では誰もが幸せに暮らせる天下を作って見せる。それが平清盛の第二の人生だ。
少し短めに一話目は書きました。っていうか多分このくらいの分量で続けていくと思います。どうぞこれからもお願いします。さて清盛はこれからどうなるのでしょうか、第二話をお待ちください




