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ルートレター

クリア日 9月8日


島根を巡るミステリーADV


消印のない手紙「わたしは人を殺してしまいました。罪をつぐわなければなりません」

15年前の文通相手になにが起こったのか。

それをさぐるために、当時の手紙を手がかりにして彼女のクラスメイトたちを訪ねてみる。

しかし、クラスメイトたちはなにか後ろ暗いことがあるらしく……。


村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 」っぽい雰囲気の導入です。

自分は春樹のファンなので、これ多崎つくるやんと思って購入しました。


キャラデザがラブプラスの人で、ヒロインたち女性キャラは美形ぞろいです。

美少女と戯れながらミステリー事件を解決していく楽しいゲームかな、とミスリードされますが、登場人物はみな30歳以上です。

美少女たちは回想のなかにしか現れません。


まあね、いろいろ整合性がおかしいところはたくさんありますよ。

登場人物たちも一様に、現在と高校時代をいったりきたりしますが、実際にはいろいろあったであろう大学時代はすっぽりと空白ですしね。

みんな友だちいないのか、現在の友人もまったくでてきませんしね。

唯一、デブのみが現在に婚約者がいるくらいです。


デブというのは劇中の正式なあだ名です。

高校時代の仲間内のあだ名がひどい。

メガネ、ガリ、サル、デブ、ビッチ、チビ、そして特別扱いの親友に、ヒロインらしき文通相手の文野あや。

このあだ名でよく仲良くやってられたなと思います。

デブとビッチはないやろ。


細かい違和感はかなり多く、それがずっと続くのですが、その反面物語の引きがうまく、演出のうまさも相まって、ぐいぐい引き込まれていきます。

なんというか、細かいダメ出しはいくらでもあるんですが、総体としてストーリーテリングがうまいというのか、ぶっちゃけおもしろいんですよね。


当時のクラスメイトに次々会っていくんですが、みんな性格悪くて、なかなか真実を語ってくれません。口を割るために証拠をつきつけて証言させていく追求パートが突然始まったりします。

この追求パートが逆転裁判のサイコ・ロックのパクリです。

パクリですが、元々が面白いので、こっちでも面白いです。

追求パートが成功すると、高校時の回想が始まり、最後にデーンと当時の姿と現在の姿が重なりあいます。ここがこのゲームの肝で、なかなか感動的にしあがってます。


二周目から開放されるトゥルーエンドの縁結び編、この最後にしか真ヒロインの現在の姿は現れないのですが、この短いあいだのためだけに、わざわざキャラデザ起こしてあるのかーと、ちょっともたいないような気がします。贅沢だなー。


細かいところはいろいろおかしいですが、この縁結び編はなかなか感動的ですし、基本的にゲーム全体的に面白いので満足です。

笑える場面もところどころあります。

カラスのくちばしが額に刺さって死ぬところとか、爆笑しました。


実勢価格400円程度ですし、それぐらいならお得といえましょう。




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