大神 絶景版
クリア日 1月8日
公称ネイチャーアドベンチャー。
神の化身である狼を操作して世界に平和を取り戻すアクションRPG。
じつはPS2のオリジナル版を積んでいますが、絶景版が安かったので購入してこちらをプレイです。
いやー、長かったっすね。
去年の12月初めにプレイ開始したのに、日数でいえば一ヶ月以上かかりました。
プレイ時間は42時間ほどなのですが、なんというかあんまりおもしろくなく、一日にプレイした時間が短かったんですね。
傑作と呼び声の高い本作で、じっさいに数々の受賞をしておりますが、その反面、売上はイマイチだった。
なんとなくわかるなー。
独特の水墨画調グラッフィク、画面に筆を走らせて図柄を描き込んでいく筆しらべ。オリジナリティーは高いです。いまになっても似たものゲームが出てこないことからしても、技術的に非常に高度なことをしているのでしょう。
しかし、なんというかね、つまんなくはないけど、あんま熱中するほど面白くもないんですよね。まあひとつには主人公のアマテラスがまったく喋らず、内面が描かれないので、感情移入しにくいっていう部分がありますよね。これは地味に大きいと思います。
だってゲームプレイ自体は斬新で面白いはずなのですから。
もっと適した主人公の描き方はなかったのか。
よく覚えているのですが、このゲームがPS2で発売された当初は「難しい」という声が多くて、じきに「いや、簡単だ」という声が大きくなっていきました。
このゲーム、だいたい難易度低めだと思うんですけど、オリジナリティが高いので初期に飛びついてプレイした人々はそのオリジナリティに戸惑って、難しいという判断をくだしたのでしょう。
いまだに似たものゲームが出てこないのはすごいと思いますが、それだけ「コストがかかる割に受けない」っていうことなんでしょうね。
戦闘も謎解きも難易度低くて退屈なくらいだったんですが、リュウグウあたりで謎解きの難易度が急激にあがり、自力で解けなくなってしまいました。攻略を頼りましたが、こんなのわからねー! っていうような解法でしたね。それまでの親切さに比べると意地悪がすぎるのでは。まあ、ネット見れば一発なのだからいいっちゃいいですけど。
戦闘ではボス戦含めて、とくに苦労しませんでした。難易度低いですよね。ボス戦は力押しではなく、いろいろな筆しらべを駆使していくもので、負けるほど難しくはないですけど、ほどほどの手応えがあって楽しかったですね。
攻略をみているときに、「漢壁がとても難しいです。二度とクリアできません」とか書かれていて、そんな難しいものがあるのかと(きっと壁をジャンプで渡っていくタイプだと思っていた)警戒していたのですが、クリア後、どこにそんな難しい壁があったのかわかりませんでした。
あとでググってみたら漢壁っていうのはあの塗り壁のことだったんですね。初見でクリアしていたので記憶にも残りませんでした。
振り返ってみると、いちばん苦戦したのはカグヤの穴掘りでしたね。まだ墨も増やしてないし、穴掘りに慣れてないしで、だいぶ苦労しました。
なんだかんだで一ヶ月強かかりましたが、エンディングに到達しました。
基本的に難易度低く、似たゲームがないほどオリジナリティに富み、最後まで飽きることなく遊べる。
それにも関わらず、あんまりおもしろくなかったなという印象になってしまいました。
やはりアマテラスに感情移入できないのと、やりたいことやってるだけの破綻したストーリーが原因だと思います。
つまらなくはないけど、イマイチでした!