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くそったれなこの世界に決別を  作者: わんこ
第1章 復讐譚の始まり
6/10

第6話 冒険者ギルド

 門番のユントに教えられた建物に着いた。

出入りしている人を観察してわかったが

ガラが悪いやつが多い。

もしかして冒険者ギルドというやつだろうか。


 いつまでもこうしているわけにはいかない。

とりあえず入ってみよう。


 ウェスタン映画の酒場みたいな両開きの扉を開き中に入る。

ガラの悪いやつらが飲み食いしていたり

ボードに貼られた紙を眺めたりしている。


 受付らしきところを見つけた。

3つ窓口があったが2つは人の対応をしていた。

とても気は進まないが残り1つの窓口に行こう。


 なぜ気が進まないかって?

ガチムチゴリマッチョのスキンヘッドが担当する窓口なんて

現代日本の高校2年生にはハードルが高いからだよ!


 「すみません、門番にここにこれ持ってくように

  言われたんですけど」


 ガチムチゴリマッチョにユントに渡された紙を渡す。


 「おう、ちょっと待ってな」


 ガチムチゴリマッチョはそう言うと紙に目を通し

奥へ引っ込んでいった。

良かった、まともそうな人だ。


 その場で少し待てるとガチムチゴリマッチョが戻ってきた。


 「災難だったな。俺はヨドスってんだ」

 「クロウです」

 「早速だが、今の現状を説明するな。

  お前さんは異世界から迷い込んできた、

  いわゆるメナル迷い子と呼ばれる存在だ。

  で、この国ではメナルの迷い子に救済措置として

  2つ選択肢を用意してある。

  1つは城で働くことだ。衣食住は保証されてる。

  異世界人は読み書きに計算も出来るやつが

  ほとんどで城としても助かるって話だ。」


 この世界では識字率が低いのか。

けどこの世界と向こうの世界で文字は同じなのか?


 「質問しても?」

 「いいぞ」

 「この世界の文字って何語なんだ?」

 「国によって違うな。だが、メナルの迷い子は全員

  Aランクの翻訳スキルを持ってるから

  元の世界で文字の読み書き出来たやつなら

  ここの文字も読み書き出来るってわけだ。」


 なるほど、翻訳スキルは文字にも反映されるのか。


 「もう1つの選択肢だが、これはあまり推奨できねぇ。

  ざっくりと説明すると国から支度金を貰って

  冒険者ギルド、または、商業ギルドに登録して

  自分の力で行きていくんだ」

 「なんで推奨出来ないんですか?」

 「異世界人は大抵ステータスが低めで

  冒険者になって生き残れるやつが少ねぇ。

  商人に進んだやつはこの世界のことに関して

  無知が原因でよくて奴隷落ち、最悪野垂れ死にだ」


 女神から貰ったチートスキルで無双する!

みたいな人はほぼいないみたいだな。現実は世知辛いな。


 「で、どうするよ?」


 本音を言えば冒険者をやりたい。

城で事務作業なんて行きが詰まりそうだ。

せっかく第2の人生を手に入れたんだ。

自由に生きていきたい。


 「冒険者ギルドに登録したいです」

 「そうか…わかった。これが支度金だ」


 そういってヨドスは硬貨の入った革袋を受付カウンターに置いた。


 「いい忘れてたが、ここが冒険者ギルドだ。

  そして俺がギルドマスターをしている。

  今は……まぁ、訳があって受付業務やってるが…」


 やっぱりここが冒険者ギルドらしい。


 「そうと決まれば、この書類にサインしといてくれ」


 1枚の紙を差し出して奥に引っ込んでいった。

軽く目を通す。


・冒険者同士での喧嘩は無介入だが殺しは禁止

・受付員への暴行禁止

上記2点を遵守すること。違反した際は冒険者資格を剥奪する。


 といったことが書かれていた。

問題はなさそうなのでサインした。


 「次はこれに血を垂らしてくれ」


 サインを書き終えるとちょうどギルマスが戻ってきた。

キャッシュカードやポイントカードくらいのサイズの木の板と針を差し出された。

カードにはクロウとかっこいいフォントで書かれていた。


 「それはギルドカードだ。身分証代わりに使える。」


 指に針を刺し血を出す。そして、ギルドカードに垂らす。

すると魔法陣が浮き上がっるとほのかに光を発して

ギルドカードに溶けるように消えていった。


 「それでそいつはお前さん以外は使えなくなった。

  冒険者ギルドにはランク制度ってのがある。

  SランクからFランクの7つだ。

  お前さんは今Fランクだな。

  そして、ランクに応じてギルドカードが更新される。

  今は木の板だがEランクに上がれば銅の板

  Dランクで銀の板って感じに素材が変わる」


 テンプレ通りの説明だな。


 「で、Dランクになれば晴れて一人前だ。

  ランクは依頼を規定数こなせばCランクまでは上がる。

  Bランク以降は依頼だけじゃでなく

  ダンジョンの攻略とか

  いろいろめんどうなことをしなきゃならん。

  Bランクは超一流、Aランクは英雄、Sランクは人外

  冒険者にはそう言われてる」


 やっぱダンジョンもあるのか


 「そして、依頼だがあっちに5つボードがあるだろ。

  ランクごとに分けてあるから受注したい依頼を

  見つけたら剥がして受付に持ってこい。

  今のランクの依頼と1つ上のランクの依頼が

  受けられる」


 説明もだいたいテンプレ通りばかりなので眠くなってきた。


 「討伐系の依頼は倒したらギルドカードに登録されるから

  討伐した後は受付に来て軽い報告しながら

  ギルドカードを渡せばいい。

  魔物の死骸だの鉱石だの薬草だの果物だの

  大抵のものは適正価格で買い取ってやるから

  余裕があるなら持ってこい。」

 「わかりました」

 「何か質問は?」

 「今のところ大丈夫です」

 「そうか、なら、宿を借りてこい。

  早くしないと埋まっちまうからな。

  ここの宿がおすすめだ」


 そういってヨドスは手書きの地図を渡してくれた。


 テンプレばかりを書いたけどものすごく疲れた。

評価やブックマークをしてくださると、とても嬉しいです。

それと1000PV達成したらTwitter始めます。

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