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異世界の天気予報士「明日、天気になーれ」  作者: 藤崎日向
異世界の天気予報士
52/95

第44話「 開拓村を発展させよう! 」

西新井大師に行ってきました!

清水屋の草団子が好きです。

今回は混みすぎて買えませんでした。

おみくじは末吉でした。

待たないといけないらしいです。

お賽銭を555円投入してきました。

go!go!go!です。

幸運のお守りを300円で買いました!

テレビで紹介したらしく混んでました!

以上です。本文どうぞ!

 翌朝、俺達 ( ドワーフさんと来ていない ) は開拓をしている場所を門番さんに教えて貰った。 

 門番さんの話だと、だいたい1時間くらいで着く距離である。

 で現在歩いているのは、うっそうと覆い茂った森の中であり昼間なのに光を通さない。

 人の手入れがされてないらしく、そこいらには、クネクネと太陽を求めるように曲がった木がある。

 そして、その暗い中を皆で辺りを見まわしながら開拓場所に向かって歩いている。

 ただ、その中で躓いて転ぶ事3回。俺は暗いのが煩わしくなってきた。

 そもそもこの陽の光が入らないのは良くない事なのだ。

 そんな訳で、俺らはここから開拓してしまおうではないかと、少し森の木を間引きする事にした。

 歩いて1時間というと結構な距離である。

 とりあえず、目の届く範囲の木をドンドン回収する。 枯れ木も回収していく。

 間引きをするといっても、根っこからとるので木は生きている。

 回収した木は、今後島にでも植えて有効活用しよう。

 そんな訳でドンドン間引きしていくと、日光が地面にまで良い感じに届きやっと正しい森のようになって来た。

 で、その作業をしながら歩く事4時間。やっと開拓地に着いたのだった。



 開拓地は、東京ドーム1つ分くらいの広場といった感じだ。

 そこに、簡単な小屋がいくつも建っている。

 俺達が辺りを見学していると、1人鉢巻をしたトカゲさんがいた。

 どうやら、責任者っぽい。 よく髪がないのに鉢巻出来るなぁと頭の鉢巻をずーっと見ていると、その視線に気付いたのか鉢巻トカゲさんがやって来た。


「 お宅たち、昨日ドムズさんと一緒に街に入ったという客人かい? 」


 鉢巻トカゲさんが俺に話しかけてきたぞ。


「 ええ、そうです 」


 ふふ、知っているぞ。 これはテンプレ展開で俺達の事はお偉いさんが知っている状況だ。


「 で、ここに来たのは開拓の手伝いでもしてくれるのかい? 」


「 その予定ですが 」


「 半分冗談で言ったのだが、そうかそうか♪ 手伝ってくれるとはありがたい。 ただ、そっちのお嬢ちゃん達は無理だから、見学でもしていてくれ 」


「 いえ、一緒に居る子達は、土魔法の遣い手です。 そこいらの魔術師なんて、あの子達の足下にすら及ばないでしょう 」


「 それは本当か?! 」


「 ええ、彼女達の実力を見てみますか? 」


「 頼む! 」


 鉢巻きトカゲさんが興奮して上擦った声でお願いしてくる。 これが可愛い女の子なら嬉しいが、鉢巻きトカゲさんが言うと食べられそうで怖い。

 そんな訳で、アラクネちゃんに土魔法をお願いする。

 今回披露したのは、井戸作りだった。 このテント村には、先程見学した所、井戸が1つしかなかったので、1つで、どうしているんだろうねと皆で話していたのだ。


 そんな事情もあり、アラクネちゃんの1人の 「 きみどりちゃん 」 が井戸を10分程度で作った。

 鉢巻きトカゲさんビックリである。まさかこんな短時間で作ってしまうと思っていなかったのだろう。

 ちょっとあんぐり止まっている間に先程から気になっていた鉢巻きを取ってみる事にした。普通の鉢巻きだった。まだ止まっていたので付けてみた。成る程トカゲさんの頭はちょっとザラザラしているので、鉢巻き出来たのか!俺は1つの謎を解いたのだった。


 鉢巻きトカゲさんは、俺が鉢巻きを付け直して1分後に現実に戻ってきた。

 鉢巻きトカゲさんは、俺に期待の目を向ける。俺は、静かに首を横に振った。残念ながら、俺に土魔法は遣えない … 。 寂しく微笑む。鉢巻きトカゲさんは、それだけでわかってくれたようだ。 俺の肩を優しく叩く。 その優しさが今は辛い。

 俺と鉢巻きトカゲさんが、心の交信をやっていると、工事関係者が申し訳なさそうに声を掛けてきた。


「 親方、お話中 ( ? ) 申し訳ありませんが、皆が次の指示を待っているんですが … 」


 おずおずとトカゲの作業員が言った。 その一言がキッカケで現実に戻った俺は、鉢巻きトカゲさんにテント村を充実させたいと願い出た。

 鉢巻きトカゲさんは 『 願ってもない事だ。 俺が責任を持つので宜しく頼む 』 と頭を下げたのだった。 で、資材を使う許可を得た。



 開拓するだけあって資材も道具も潤沢である。

 とりあえず、家が必要だ。 今後夜に雨を降らせる予定なので、テントでは心もとない。 ただ、ちゃんとした家を作るとかなりの時間がかかるので、山小屋を作る事にする。

 あっ … 何人いるか聞くの忘れた。

 お糸先生にテント村が何人いるか聞いた所、現在70人程との事だ。

 先ずは、俺達で大きい山小屋を1つ。

 ドワーフさんの家族+仕事場で1つ。

 後は、1つの山小屋に個人部屋を10部屋作って7つと資材置き場に1つ。

 合計11軒か。 一応予備に1軒追加しよう。

 1軒につきアラクネちゃん2人で作って貰うとして、残り6人。

 2人に井戸作りを任せて、4人には、温泉を作って貰おう。

 そんな訳で、振り分けも完了である。

 現在14時なので、17時頃までには終わらせて温泉に入りたい。

 ちなみに、俺達とドワーフさん達で1つの温泉を作るつもりである。

 後は、銭湯のような広いのを作る予定である。

 当然それ専用の小屋を作る。

 だから割り当てに4人割いているのだ。

 そこにはお糸を配置してあるのでバッチリだ。

 その間にお銀は動物を回収。

 俺は、夕飯作りだ。

 自分の段取りのよさを褒め称えてあげたい。

 そんな感じで俺達は、自分達の作業を頑張る。

 最近のアラクネちゃん達は、以前よりパワーアップしているらしく、ちっこい身体で、大きな木材を引きずっている。 しかも、手慣れた感じで軽くと引っ張っている。

 多分、通常のサイズなら軽々と持ち上げているんだなと想像出来る。

 俺とお銀があっちこっちに行っている間ずーっと土木工事をしていたので、筋力がドンドン付いていったのだな。 スマン、いや 『 ありがとう 』 アラクネちゃん。後で何時もの3倍回復魔法をかけてあげるからね!

 そんな感じでアラクネちゃん達は匠を超えたスピードでドンドン小屋を作っていく。

 お糸先生と他のアラクネちゃんもドンドン作業を進めていく。

 お銀は森へ芝刈りじゃなく珍獣を探しに行った。

 俺は、食事の支度をする事にした。

 幸い釜戸とかの最低限料理の出来る環境が整っているのでありがたい。

 さて、料理を作るか! ってそういえば、ここにいるトカゲさん達は辛いのと、汁物以外が良かったのだな。 小太郎は考えた。

 決めた! お好み焼きっぽい何かを作ろう!

 小麦粉に水と例の辛い野菜の惣菜を混ぜる。

 それを鉄板で焼く。 そこで大切な事は味見をしない事だ。 もし味見をしたら俺は蜂蜜をたっぷり入れかねないからだ。

 そのお好み焼きもどきをドンドン焼く。 約100人分を1人で作らないといけないので休む暇などないのだ。辛さが目にしみる。 でも負けてられない。 前回のホットケーキの経験が役に立ったようで、焦げずに良い感じで焼けている。 焼けたら空間収納にポイである。 一気に5枚ほど焼いていく。 俺のヘラがクルクルと回る。 両手でクルクル。 意味無くクルクル。 焼き上がりを待っている時間暇なのでクルクルしていたらドンドン上手くなってきた。 クルクル。 100枚焼いた。

 お好み焼きを作ったら焼きそばも作りたくなってきた。

 本当は、ソースで作りたかったが、残念ながらあるのは醤油である。 醤油焼きそばを作る事にした。

 幸い、トカゲさん達はキャベツ類が好きなようなので、具は肉とキャベツのシンプルなものである。

 まずキャベツと肉を焼いて麺を焼く。その際に水を加える。 一気に欲張ってたくさん作ると麺がベタベタになるので無理は禁物である。 そんな訳でドンドン焼きそばを作っていく。

 お好み焼きと焼きそばに奮闘する事2時間半。 やっと皆の夕ご飯が出来たのだった。

 ちなみに俺達の分には、例の辛いブツは入っていない。

 あんなのを食べたらトイレに行けなくなる。 ウミガメさんの産卵シーンをやる訳にはいかない。

 

 出来上がったので、皆の様子を見に行く事にした。

 山小屋担当のアラクネちゃん達は、既に家を作り終えて細かい作業に入っていた。

 簡易のベッドとクローゼットや机まで作ってしまったようだ。

 温泉担当のお糸とアラクネちゃん達もお風呂を作り終えて、桶やイス・スノコまで作っていた。

 井戸担当のアラクネちゃん達は、井戸の他にトイレを作っていた。

 お銀はというと、デカイ卵を持って帰ってきた。

 深くは聞かない方がいいだろう …

 というか、3時間しか経っていないよね?

 自分が使えない子のような気がしてならない。



 それから30分して鉢巻トカゲさん達が帰ってきた。

 あっ … 皆、荷物落とした。

 うん。 落とすよね。 俺も同じ立場なら荷物落とすもん。

 しばらくして、ようやく現実に戻ってきたみたいだ。

 そういえば、鉢巻トカゲさんって1歩間違えればエリマキトカゲさんだよね?

 あの独特なポーズで走ってくれないだろうか?

 あっ … 走ってきた。 何かそのような感じで見ていると似ている気がしなくもない。

 お糸の手を握っている。 確かにお糸達が作ったからね。

 あっ … ぶっ叩いた。 レディの手を急に握るからそうなるんだ。

 鉢巻トカゲさんの首が変な方向に … 。 回復魔法をかけないと。

 結果から言うと、鉢巻トカゲさんはあちらの世界の川を渡りきっておりました。

 ただ俺の回復魔法で戻って来れたけど。

 鉢巻トカゲさんにもうこんな事をやってはいけませんよ! と言ったら凄い勢いで首を縦に振ってた。

 なぜか後ろにいた人も激しく縦に振っていた。


 まあそんなデンジャラスな事もありつつ、新生テント村改め開拓村を皆に披露した。

 で、皆を温泉に案内する。

 鉢巻トカゲさんに聞いたところ、今まで水浴びだけだったので、温泉の入り方を知らないというので、鉢巻トカゲさんを見本にして温泉の正しい入り方をレクチャーした。

 とりあえず、温泉は皆後に入るとの事で1人赤くなった鉢巻トカゲさん達と食事をする事にした。

 夕飯は、先ほど作った、お好み焼きもどきと醤油焼きそばである。

 なかなか好評である。 特にお好み焼きもどきが美味しかったらしい。

 結論は辛いが正義との事。 可愛らしさは必要ないのだ!

 山小屋を案内したら皆大喜びだった。

 しかも1人1部屋である。

 ここに永住するとか言うトカゲさんまでいる始末だ。

 とりあえず、気にいってくれて何よりである。

 夜、俺は雨をこの辺り一帯に降らして1日が終わった。

 

お読み頂きありがとうございます。

風邪治りませぬ。

私の友人が肺炎になったそうです。

点滴され放題だったとの事です。

読者の皆様も身体をご自愛くださいませ。

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