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異世界の天気予報士「明日、天気になーれ」  作者: 藤崎日向
異世界の天気予報士
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第45話「 島でのひととき 」

冬の涙目

涙目の人にはドライアイ用の目薬がおすすめです。

涙目なのにドライアイ?と思う方も多いと思うのですがそうなのですよ。

最近では、夏場でも目が乾燥している人が増えているようです。

理由はエアコンによる乾燥らしいですね。

ちなみに『コンドロイチン』が配合されているとドライアイにいいのですよ。

後、大切な事がもう1つ。

寝る直前に目薬をさすのはいけませんよ。

一部例外もありますが。

その例外の場合はパッケージに書いてあります。

それと1度開封すると、目薬は1ヶ月以内で使用する事。

あそこに書かれている使用期限は、あくまで未開封の状態での事ですからね。

特に湿度の高い時期は、注意が必要ですから気をつけて下さいね。

 翌朝、山小屋を出た俺達は、開拓している場所へと向かう。

 昨日お銀が拾った卵はお糸特製のだっこ用の帯に付けて俺が持っている。

 以前、セイレーンさんの卵を孵した事があるので、今回で2回目だ。

 時折、回復魔法をかけてあげながら温めてあげるつもりだ。

 その卵だが、大きさはサッカーボールくらいである。 重さは、5kgで地味に重く、クリーム色に薄く緑がかっている感じである。 触り心地だが、ゆで卵のように弾力がある。 なかなかクセになりそうである。

 その卵をお腹に吊り、トコトコと歩く事30分。 開拓現場に着いたのだった。



 今回、トカゲさん達の行っている開拓だが、ここに大きな溜め池を作る作業をしているとの事だ。

 … で、現在の作業は、川の上流から水を引く工事をしている最中であるという事。

 トカゲさん達がツルハシで 『 よっこらせ、どっこいせ 』 と、頑張って掘っているのだ。

 俺達が、いつも通りに土魔法でチャチャっとやって完了!ってな裏技もなくはないが、何かそれをやったらトカゲさん達の苦労が台無し感いっぱいになってしまい、何やら申し訳ないような気がするので、俺達は、違う作業をする事にしよう。

 俺の考えているのは、ズバリ森の再生である。

 現在、ちょっと中に入ると暗くなる。 水は足りない。 魔物が多く繁殖し過ぎて生態系のバランスが崩れているのダメな3拍子である。 これを改善して健全なる森にしようプロジェクトである。 



 まずは、前回と同じように、元気のない木や、密集している木を間引きしていく。

 とりあえず今日1日は、その作業に費やす事にした。

 時折、傷ついた木や病気になっている木を治したりする。

 ちなみに、その作業は俺とアラクネちゃんとでやっている。

 お銀は、増え過ぎた魔獣を狩っている。

 魔獣は、動物達と違ってお銀を敬わないらしい。 見たら逃げるとの事だが … 。

 そんな訳で、今回は珍しくお銀は、個人行動だ。

 お銀の狩った魔獣は後で回収する予定である。

 ちなみに魔獣は、肉も美味しく食べれるし、毛皮や牙なども有効活用できる。 ただ、魔獣は一般的な感覚だと非常に強いので、あまり市場に出回らないらしい。

 モチロン、アラクネちゃん達は違うよ。


 お銀は狩りに行く際 『 全て私にお任せを。 魔獣を刈り尽くして小太郎様に献上致します 』 と恐ろしい事を言ったので 『 魔獣もこの森には、必要なんだから、過剰に増え過ぎた分だけを狩ってきてね 』 と言ったのだが、少し不安である。

 そんな感じでお銀は、狩猟中である。 まあ、お銀にとっては、魔獣を狩るのも草を刈るのもどっちもあまり変わらないかもしれないが … 。

 といった具合で、各自作業をしていく。



 夕方になったので作業を止め、お銀と合流する。 お銀の仕留めた魔獣は21匹だった。

 どうやらただ狩るだけなら、もっと沢山取れるらしいのだが、狩った後の処理に時間を取られた結果である。

 その処理の方法とは、普段活躍をしていない氷魔法で狩った魔獣を凍らせ一箇所に保管する。

 そして、俺の為に極力血の出ない方法で仕留めてくれているらしい。

 この方法だと、毛皮なども高く売れそうである。

 で、お銀の狩った魔獣を空間収納に閉まっていく。

 

 ところで、俺とアラクネちゃんの今日の森での間引き作業の成果は、この森全体の20分の1くらいである。 かなり頑張った。

 トカゲの皆さんは、随分と様変わりした森を見て驚いていた。

 明日、一度全員、島に戻る事にした。

 その訳は、森の妖精さんの所に回収した木を植えるのと、虎の獣人さんの所に行き、魔獣を渡して解体してもらう為だ。

 俺はというと、勿論木を植える作業の方を手伝う。

 もし俺が魔獣の解体を手伝いでもしたら、病人 ( ? ) が1名出るだけで、何の足しになるどころか、マイナスにしかならないのだから … 。


 トカゲさん達も今日の作業が終わったので開拓村に戻る。

 で問題の夕飯なのだが、勿論俺が作る。

 間違えてもトカゲ族には作らせてはならない。

 今日の献立は、餃子である。

 ちなみに俺はキャベツでなく白菜を入れる派である。

 俺達は普通の醤油と酢で、トカゲさん達は醤油にあの厄介な辛いタレを混ぜる事にした。

 ラー油がないので代わりである。

 今回の料理は前回よりもさらに好評だった。

 ポイントは肉と辛いタレらしい。

 俺達は米で、トカゲさん達はキャベツである。

 何も言うまい … 。


 夕飯を食べた後、鉢巻きトカゲさんに明日は、出掛ける事を伝えた。

 鉢巻きトカゲさんは、戻って来ないかと危惧していたので 『 明後日には戻りますよ 』 と伝えるとホッとした表情で、気をつけるようにと送り出してくれた。



 翌朝、俺達は自宅に戻ってお留守番してくれている虎の村長さんに会った。

 心なしか表情が明るくなっている。

 その様子にちょこっと複雑な気持ちになるも虎の村長さんにお土産を渡す。

 虎の村長さんは


「 気になさらずに良いんですよ 」


 と言いつつもニコニコして受け取る。

 そしてお酒とヘチマが合体したものを見て


「 これは何でしょうか 」


と聞いてきたので、俺が


「 これはヘチマっぽいのですが、リザードマンさんの村のお酒ですよ 」


「 へぇ~。なかなかアルコールが強そうですね 」


 そして後でモンドさんのところで一杯やろうとか言って、すっかりご満悦なご様子だ。 

 だが、『 虎の村長さん違うんだよ … 』

 そして俺から告げられる運命の一言。


「 自宅に戻って下さい 」


 虎の村長さんの目が見開いたまま時が止まっている。

 虎の村長さんが俺に 『 私が何か変な事しましたか? 』 とか 『 もう此処には居れないのか 』 とか言っている。

 いや … レーシアさんは、虎の獣人の村長さんでしょ?そもそもここでのんびりご隠居生活をしている方が変なんだよ。 まあ今回はこちらがお願いしたんだけどさ … 。

 とりあえず、虎の村長さんに今回戻ってきた理由を話す。

 そして、家族へのお土産を渡して 『 大丈夫ですから、私と一緒に自宅に戻りましょう 』 と告げる。 まあ、俺が言うのも変だが何が大丈夫なのかサッパリ分からない。 しかも半分カウンセラーの人になっている。

 とりあえず、魔獣の解体をして貰わないといけないので、まだブツクサ言っている村長さんを問答無用で自宅前までテレポートする。

 俺が 『 ただいま~ 』 と言って玄関を開け 『 あら、この声は小太郎さま 』 と言って出迎えてきた奥さんと娘さんに村長さんを引き渡す。

 で一緒に居間に行って、今まで村長さんをお借りしていた事を詫び、狩ってきた魔獣を解体して欲しい事を伝えた。 で、報酬は解体した魔獣の肉を自由に売ったり食べたりして良いことと、こちらには魔獣の毛皮や牙などを渡して欲しい事を伝えた。

 ちなみに、今回は21匹狩ったので解体の方をお願いする。

 魔獣の肉を自由にして良いと言った途端、村長さんの一家の目つきが変わった。

 先ほどまで、死んだ目をしていた村長さんの目が不死鳥の如く甦り、奥さんと娘さんに向かって、村の者達を集めろと言って急にハリキリだしたのだ。

 奥さんと娘さんも 『 了解 』 と言った感じでテキパキと動きだし、先ほどのゆっくりした雰囲気など消し飛んだかのようだ。

 街の広場には5分もしない間に虎の獣人が集まっていた。

 魔獣の肉ってどんだけだよ!と感じでかなりビックリした。

 そんな訳で、広場で21匹の凍った魔獣を空間収納から出す。

 出した瞬間 『 おぉ~♪ 』 とか 『 これほどの魔獣を! 』 の感嘆した声や 『 焼肉パーティや!! 』 などのはしゃいでいる声が上がっている。

 その様子を見て一安心し、村長さんに2日後くらいにまた来ますのでお願いしますねと伝え、森の妖精さんの所へ向かった。



 妖精さんの区に行って、木を植える作業を始める。

 10分もしないうちに、森の妖精さんと土の妖精さんが遊びに来た。

 せっかくなので、クレープというデザートを作るから手伝うように!と一言。

 デザートと聞いて、張り切る妖精さんたち。 かなり現金である。

 せっかくなので、雪の妖精さん達も呼ぶ事にする。

 雪の妖精さん達もデザートと告げた途端、厳粛な雰囲気となり、何故か整列していた。

 その様子を見た俺は、妖精さん達で充分だと思い、アラクネさん達には1度自宅に戻って、牧場や家の事を見てもらう事にした。

 ちなみにお銀は、俺の助手である。


 そんな訳で、妖精さん達には木を植える穴を作って貰う事にした。

 ある程度、間隔を開けて穴を掘って貰う。

 今回はとりあえず、6千本ほどの予定なので6000モノ穴を掘って貰うのだ。

 その間、俺はクレープを焼く。

 鉄板にクレープの生地を引いてクルクル回す。 クルクルと回すよ♪クルクルと。

 辺りからは甘い匂いがしてくる。

 妖精さん達のテンションがうなぎのぼりである。

 生地をドンドン作っていく。

 とりあえず、300枚ほど作る事にする。

 今までの経験が上積みされているので、デザートを作る技術のみはケタが違ってきている。

 クルクル回しては焼き上がった生地をヒョイとのせていく。

 1時間程でクレープ生地300枚を焼き上げた。

 時折というかずーっと、妖精さん達の視線を感じる。

 まあ170人くらい居るので、常に誰か見ているから仕方ない。

 でイチゴを出して、カットする。

 薄くカットする。

 面倒なので、魔法でチャチャっと終わらせる。

 洗浄魔法で、イチゴの表面の汚れを落とし、助手のお銀による風魔法でイチゴをスライスする。

 それが出来上がったので、次にホイップクリーム作りである。

 かき混ぜるのが面倒なので、助手のお銀に風魔法で生クリームを撹拌して貰う。

 出来上がったら、風魔法で300枚のクレープ生地を浮かせて貰い一気にホイップクリームをクレープ生地につける。

 次にイチゴをスライスした物をのせていく。 これも風魔法で。

 今度、魔法によるお料理教室でも開こうかと考える、今日この頃である。

 とまあ、2時間くらいでデザート作りは完了した。


 妖精さん達はというと、俺がデザートを作り終えたのを見て、さらに集中して頑張っているようだ。 目が怖いほど真剣である。

 俺が終わった所から空間収納から木を取り出して穴に入れていく。

 俺が穴に木を入れいくと、どうやら妖精さん達が掘り終わったようなので、木に土をかぶせて土魔法をかけてもらうようにお願いした。

 で、全てが終わったのが、それから4時間後だった。

 妖精さん達はヘロヘロである。

 だが、ここで回復魔法をかけてはいけない!

 何故なら疲れは取れるが、お腹が丁度良くなってしまうからだ!

 甘い物は疲れを取ってくれるので、おやつを食べるのは 『 今でしょ 』 という訳なのだが、とりあえず、土で汚れたのを生活魔法で洗浄してキレイにしてあげる。

 そして妖精さん宅まで行って、クレープを配る。

 クレープは大好評だった。

 特にホイップクリームが妖精さん達のハートを打ち抜いたらしい。

 ふふふ、こっちの思うツボである。

 チョロインさん認定だ。

 妖精さん達は、クレープを食べたら眠くなったらしいので、今日はここで皆でお泊りらしい。

 日本家屋に妖精さんの雑魚寝か … 。

 ある意味夢が壊れる光景である。

 俺はそれを見なかった事にして、妖精さんの家から出た。



 自分の住んでいる区に戻ると、まず牧場に行った。

 まだ、アラクネさん達がお世話をしていたので、家畜さん達を集めて回復魔法をかける。

 回復魔法をかけると、自分達の厩舎まで戻って寝るのだ。

 何頭か妊娠している牛さんがいたので、その子達には丁寧に回復魔法をかける。

 お世話をしていたアラクネさん達が羨ましそうにその牛を見ているので、居た堪れなくなり 『 後で全員に丁寧に回復魔法をかけてあげるから 』 と伝えると、嬉しそうに微笑んでいた。

 

 家の近くに行くと、そこに満開の桜の世界樹。

 これを見ると自宅に戻ってきたんだなぁという感じがする。

 とりあえず、蜂蜜を回収する事にする。

 巣全体にも回復魔法をかけてあげる。

 なんか女王蜂さんもちょこっと顔を出したが、以前より少し大きくなっているみたいだ。

 女王蜂さんの前に手を出すと手に乗っかてきた。

 勿論、どの蜂も俺に攻撃してこない。

 俺は女王蜂さんに軽い回復魔法をかけて巣の前に戻す。

 うん、これで更なる活躍が期待できそうだ。


 自宅に戻ると、料理が作ってあった。

 ドワーフの奥さんから聞いたのをアラクネさん達が作ったのだろう。

 出てきた料理はビーフシチューに似ている味だった。

 とても美味しいよと伝えると、すごく嬉しそうな表情をしていた。

 デザートに、先程作ったクレープを出した。

 こちらでも好評だった。

 特にホイップクリームが。

 ホイップクリーム最強論なのだろうか?

 カスタードもいけるか?と思いながら夜も更けていった。 

お読み頂きありがとうございます。

たま~にレビュー書いています。

普段あまり感想を書いてないものですから、ドーンと感謝の気持ちを込めて。

感想を書かれる方も少ないのですが、レビューを書く人はもっと少ないんです。

だから気持ちも伝わりやすいかな…と。

ただ、レビューって1回書くと2回目は書きづらいですよね。

それが難点なんです。

書くタイミングというものが難しいですよね。

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