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第65話〜人間〜
「お前は人間なのか?私の目には、ただの怪物にしか見えない」
「そう……ね。あなたから見れば、そうなるでしょう。でもね、俺にはどうしてもやらなきゃならないことがあるのよ」
「それが何なのか知らないがな、今すぐここから出してくれ!」
「それは無理だわ」
「何故?」
「何故って……。だってここは俺の心の中だからだ。俺の意思でしか動くことはできないわ」
「じゃあ……」
「ええ、あなたの言う通り俺は化け物よ。そしてあなたもね」
「……」
彼女は言葉を失った。
目の前にいる少年が、あの怪物と同じだったとは。
それにしても、こんな子がどうしてそんなことに。
この子は一体何をしたんだろう。すると少年は私に問いかけてきた。
私は一瞬戸惑ったが、素直に答えた。
私が話している間、彼は黙って聞いてくれた。
そして話し終えると、少しだけ悲しそうな表情をしたように見えた。
その瞬間、彼の姿が少しずつ…




