第55話~空腹ソノリティ~
「んお、ここ結構寒いネにいちゃん^^」
「ああ!?情緒死んでんだよあいつ!!躁鬱かァ?」
『不管是冷是热,我都想家了,该死的。』
なんでこいついるん。退去命令出したよね。
アパートから退去金と一緒に投げたよね。さすがに多頭飼育はまずいってw
トンネルを抜けるとそこは雪国──丘の下に学校が見えるのになんで銀世界なん??
そもそも裏山があった記憶もないから余計意味が分かんねぇィ、
ああもう!向こうでナトリウムの爆発実験起こしてる村田が見えるナ!!
水爆じゃねぇか!ペンギンの命が危ねィ!!散水散!
「太陽もねぇのになんで明るいん?なんで雪なん?おれケツやんな?なんでなん?なぁ?」
轟音を立ててトンネルの密度が濃くなり、熱風でソーラーパネルがバトルフィールドを展開!!
会場に熱を帯びた深紅の液体が注がれる。草神なら間違いなくブチ切れるくらい焼け野原だ。
まだ雪降ってんのにな。バカじゃね?
「なに!?ナトリウムだめなの!?!?え~ww意味わからん笑」
「んお、水爆はいろいろとコンプラ的にまずいよエッチなおにいちゃんフ」
「なに!?濃硫酸が良かった!?!?海干からびるじゃ~ん!!爆笑」
「そっちのがまだペンギン見えるからマシだぜ」
「なに!?ナトリウムもペンギンも見世物なの~笑おもろ笑」
村田にバレたなぁ。絡まれるとだるいねんなぁ。
もうなんかこう、閉口端のトンネルに閉じ込めたい。そのうち開くし誰か居んだろ…
「なになに笑笑この宇宙間ごときでテレポートしたって意味ないって笑」
「あそこ、ifワールドだから。時とかないぜ」
「なに笑笑笑あああァァァァヒプノシスだねぇ?!!笑笑」
なんとなしにトライアスロンから貰ったハンマーで白神山地の方角に打ってみる。
催眠効果あるから痛くないらしいけど、んでそこにある血はなに?
『啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声啜饮声』
「擬音語をセリフ解説するな!白鳥は白いねああそうだね!!いい返事だわ!!」
バトルフィールドに流れた液体は未だ垂れ続けている。
過去から、そして未来永劫、主軸に垂れる刻の審判。
「豪雪地帯に育った覚えはねぇぞ???おいオクバ!!一応蘇生したんだからなんか教えろや」
「んお、(睡眠)」
「池沼かもしんねェィ」
バトルフィールドの液体は醤油っぽい味がしたから手持ちの寿司を頬張りながら。
キャリーケースに無能と華僑を突っ込んで駅へ走り出す。雪は篠突く。
魚べいで2500円チキンレースして勝ってそのノリで書いた。大吉。
一週間の暗澹とかもうなんでもええわ。




