表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/71

第50話〜覚醒〜

タケノコガールの朝はスマホのアラームの音で始まる。

アラームを好きな音楽に設定しているのだが、朝が嫌いなタケノコガールは設定した音楽さえも嫌いになってしまい、設定したことを若干後悔している。

「定期、厄日」

この前のミッションは何故か俺は呼ばれなかった。俺の何が悪いんだ?

「ハブ、ですか」

トライアスロンへのやり場のない怒りをぶつけるために猫カフェに向かうことにする。

━━━━━━数分後━━━━━━

猫カフェはぐちゃぐちゃになっていた。

ショゴスの身体はどうも力加減が難しい。

猫なんて2回撫でただけで死ぬ。もちろん店員も。

しかし不思議だ事後の今になって申し訳なさや後悔を感じてるが、"殺戮"をしている時はむしろ喜びの感情に溢れているのだ。

(俺は何になっちまったんだ…?)

まさかトライアスロンは俺のこの"性質"を危惧してストライカー部隊に動員しなかったのか?

ワキガのように別の人格が俺の中に棲んでいるのかもしれん。なんたって俺はここしばらく記憶が無い。確かワキガが樹状細胞の抗原提示に従ってクラスメイトを食べ尽くしたどこら辺で記憶がなんだか曖昧になり始めている。

「調べる必要があるな。」

今の"人格"で居れるうちに確認をしよう。

ーー対照実験の始まりであるーー

1.アリを20匹捕まえます

2.15匹は冷凍して5匹は生かしておきます

3.冷凍したアリの腹部をエタノール1mlと合わせて潰します

4.できた液体で魔法陣を描きます

5.フェロモンの現象に従いアリは魔法陣の周りを回り続けます

6.爆発!

『本当蟻爆発的実験!話!!!』

脳内に直接響く声。これが俺の人格なのか?

「お前に話を付けに来た。話を聞いてくれないか?」

『我求謝罪!蟻殺害兄怒大量!!!!』

「あぁ、すまない。トライアスロンに悪魔の呼び方を習ったんだが本当にやってくるとは…。命を無駄にしたことは申し訳なく思っている。」

『謝罪不要兄!決着話!簡潔的!話!!早!』

「そうだな、済まないが断りを入れてから俺と人格を入れ替わって欲しいんだ、俺だって普通の日常を過ごしたい。それと好き勝手暴れるのはやめろ」

『了承也笑笑笑笑笑!!』

まじでこいつなんなん?

「何が望みだ、場合によってはなんでも用意してやるよ」

『!?六十五荷卵酢汁異常雌可能?』

「可能。」

『契約!我汝汝我!我力振!』

━━━━━━━━━━━━━━━

なんだあのチャイニーズマフィアみたいな人格はよ。

「あれが日常生活で溶け込んでたの普通にヤバいって、日本語話せるなら話せよ。」

契約によりマヨネーズサイコパス65kgを捧げることを約束した。その変わりショゴスの力を完全に使役しても良いらしい。

ふむ、展開がなくてとりあえず暇だし散歩でもするか。

時計を見るとまだ朝だった。時が戻っているみたいだな。

トライアスロンの所へ行こう。俺の実力を見せつけるいい機会かもしれない。

━━━━━━━━━━━━━━━

「アンタ、できるようになったらしいね!」

「うるせぇ、とっとと俺を実働部隊に入れやがれ。」

「ならアタシに勝てたら許してあげるね!」

パチンと舘野が指を鳴らすとクリーチャーになった変わり果てたムラタが出てきた。

女子40000g級いや、軽く50000gは超えてるんじゃあねえか?

「ど、どうすればいいんだこれ」

ショゴス!おい!テメェ!来いって言ってんだろ!!!??アァん!?

ムラタは「分からない!生物が分からない!」と言いながら突進をしてくる。避けるだけで精一杯だ。

「ショゴス!ショゴス!灰皿!マスク!」

何を言ってもショゴスは現れない。

どうすればいいんだ、絶望仕掛けた時に視界が真っ白になった。

『糞!放屁吐散六連!!!』

一瞬。爆音とともに周囲が糞と屁の臭いでいっぱいになった。

この攻撃は早すぎて"誰も気付かない"。

ムラタは"酸化"していた。Naになってやがるぜ。水に突っ込んだら激しく反応して爆発しそうだ。

「できるようになってきたのに教養はもったいねぇ!」

トライアスロンはゆっくり拍手しながら近付いてきて俺の肩に手をポン、と置いた。

「白紙でもいいから実力、出し切りな。成績が付けらんねぇ。」

━━━━━━━━━━━━━━━

その後のことはよく覚えてないが、俺はどうやらショゴスの力を理解しかけているのかもしれない。何がトリガーになったのか、何故ショゴスが俺と話す時だけチャイニーズマフィアなのか、よく分からないが、1つ確信したことがある。

「俺はいずれマヨネーズサイコパスを討伐しなければならないらしい」

困ったな。アイツは恐らくこの世の何よりも"強い"。

今よりも成長しなければアイツを討伐するのは不可能だ。

絶望ってこういうことを言うんだな。

元に戻りつつある右手を見ながらそう感じた。

俺の青春はここから始まるのかもしれない。

この"覚醒"は地獄の始まりか、未来への希望か。

〜仲間たちと共に乗り越えていこう〜

固い決意を胸に抱、またタケノコガール眠。

バトル漫画を読んだからバトル漫画風にしました。疲れたゼィ〜w⤴︎︎


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ