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老人の秘密(1)

やっとの思いで借りている家にたどり着いた三人は家に入るなり張りつめていた緊張の糸がとれた反動でその場で床の上に倒れてしまい、泥のように眠ってしまった。翌日、クロードは痛みを訴える身体を無理矢理起こして依頼主に向かう準備をしているところ、二人も目が覚めたようですぐに身支度を済ませて外に出る。

「先生、ウィルさんの件どう伝えるつもりでいますか?」

「全部伝えるべきか悩むところだ…あれに関してはいくら言っても誰も納得するはずが無いだろうし、かと言って嘘を言うと信用に関わる。」

「…どうしましょうかね?」

 道中ユーリに聞かれた事をクロードは答えるが、悩んでいる顔を隠せずにいた。考え事していると見覚えのある二人組を見つけた。リーンが声をかけるとその二人は一瞬ぎょっとした顔をするが、三人に気が付き駆け寄ってくる。

「クロードさん達だ…良かったぁ~…」

「おいお前ら一体どこに行ってたんだ!一ヶ月近くも居なくなったせいで騎士団に連絡したりで大変だったんだぞ!」

(一ヶ月!?ちょっと待て洞窟に入ってからまだ長く見積もっても一日しか経ってないはず。そういえばレンフィーさんのいた場所は捨てられた長耳族(エルフ)の里を監獄に変えたと言ってたしヴァレンも似たようなことあって調べたら新発見の長耳族の里だった話もあった…まさかあの場所は時の流れが違うのか!?)

 ロットとメリーは安堵と苛つきを混ぜたような表情

で話す。一ヶ月行方不明とされていたことに驚きを隠せない様子で聞いていた三人だが、クロードは一人で経験と聞いた話しから一つ答えを出したが確証が無いため頭の片隅に残しておいて調査結果を話すことにした。

「一ヶ月連絡取れなかったことについては申し訳ありません。調査結果がまとまりましたので報告とさせていただきますのでここで話すのはなんでしょう、ロットさんの家で報告でよろしいでしょうか?」

「タメ口じゃねえとむず痒くてしょうがねぇ…まあいいや。メリーのおじさんに手伝ってもらったみたいだし連れてっても構わねぇか?」

「それでも問題ありません」

 仕事モードに切り替えたクロードにむず痒い顔をするロット。クロードの話を聞いてそれならと話しをしてくれたメリーのおじいさんを連れていくと言い、それぞれ別れてクロード達は先にロットの家へと向かう。

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