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帰還とそして

 異空間の中四人はバラバラにならないように互いの身体を掴み、浮遊感に包まれながら流れに沿って揺られて進む。先の見えない中不安感に押しつぶされそうになるが、帰れると信じて気を保つ。

「先生、これでロッドさんに顔合わせすれば依頼完了でよろしいんですよね?けど…まずいつになったら抜けられるんでしょうか?」

「そこは分からない…けど、ウィルさんあの洞窟にいたおかげで現在と年齢が10も違うことになる。報告したとしても大事になるよ。」

「あはは、厄介なことに…きゃ!!」

 今後に向けてどうしようか悩んでいると突然身体が激しく揺さぶられ、奥から光が見えだと思ったら何かに全身を引っ張られるかのように引き込まれていく。しかしそこに向かったのは全員ではなかった。

「うわああああああああああ!!助けてくれ!」

「「ウィルさん!?」」

 四人の真ん中辺りにいたウィルが何故か三人とは別の方向に引っ張られていき、そのまま引き離されそうになる。リーンがウィルの方を見ていると半透明の手のようなものがウィルの身体のあちこちを掴んでいるのが見え、二人に伝える。

「クロード様ユーリ様!あそこに何かいます!!」

(何だあれは!?っと考える前に急いで助けなくては間に合わん!)

「ユーリ頼んだ!!私が追い払う!」

クロードは瞬時に状況を判断して、簡略にユーリに伝えた後すぐさま獄炎を指先に集める。ユーリはリーンと手を繋ぎ合わせて協力しながらウィルに近付いていく。

「ウィルさん私の手を掴んでください!」

「く…う…後もうちょい…」

 後少しで届きそうになる直前、急に雷がなったと思ったら空間にヒビが入り二人の間に境界が出来た。驚いた四人だったが、クロードがすぐさま半透明のナニカに獄炎を当てようとしたが、目の前で霧散してしまいそのままウィルを引きずり込んでしまった。

(くっそーーー!!) 

 何も出来ないままそのまま光のほうへ引きずり込まれ意識が反転した。

クロードが目が覚めて周りを見渡すと三人は海岸の浜辺でうつ伏せになって倒れていた。

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