↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仮想現実の世界で自由な旅を 【完結】  作者: からくり
chapter1

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/353

ep.4

「帰ったぞ」

「遅かったな。どこぞで野垂れ死んだかと思っていたところだ」

「ハッ! お前のような脳筋バカと違ってワシには魔法がある。お前とは違うのだよ、お前とはな」


扉を開けた先に待っていたのは筋肉隆々の大男だった。

が、急に目の前でバッチバチに火花を飛ばし始めるなよ……


「客か? こんな僻地にまでやって来るとは随分な物好きだな」

「ですが、今までに見た事のない方のようですね。旅のお方ですか?」


大男と少女が互いに言い争いながらどこかへ消えたと思ったら、家の中から眼鏡をかけた神経質そうな男とシスターがでてきた。


「あー、こっち……フリヘイトに来るのが初めてでな。気づいたらそこの平原にいたんだ」

「異界からの旅人でしたか。それはそれは、また随分なところに飛ばされてしまいましたね」

「随分とは、言ってくれるじゃないか。これでも俺たちの故郷なんだがな」


冗談ですよ、とシスターがクスクス笑う。


「まぁなんだ。何も無いところだが、茶くらいはだせる。あのバカ2人が戻ってきたら近くの街まで送ろう」

「いいのか?」

「この辺りはまだ平和だが、村の先にある森は危険だからな。時々異界人が森に入ってはコテンパンにやられているそうだ」


肩を竦めながらそう言う男。

多分森の奥に何かがあるんだろうな。

あとで軽く調べてみるか。


「自己紹介がまだだったな。俺はリベット、異界人でこの世界を旅したいと思っている」

「俺はセトル。一応は賢人をやっている者だ」

「私はソレー。シスターをしております。リベット、貴方の旅が無事であることをお祈りしています」


シスターに祈られるのは初めてだが、少しいいかもしれないな。


「あぁ、そうだ。あともう1人いるんだが、少しワケありでな。見ても驚かないでくれ」

「多少のことでは驚かないつもりだが……」

「……ミウロゥ、客だ。リベット、彼女はミウロゥ。かつてこの村で起きた惨劇から生き延び、呪いに苛まれ、復讐の旅の果てに敵討ちも出来なかった女の子だ」


セトルが少し横にずれ部屋の奥を見せてくれた。

そこには正座をし目を瞑っている少女がいた。

髪は……真っ白か?

よく見ると右の袖がダランとしていて手も見えない。

セトルの声に反応したのか目を開けるも、右目が開くことは無かった。

今回もお読み頂きましてありがとうございます。

実は彼が勝手に言ってるだけ説があったりなかったり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。