18/353
ep.17
『さて……急いだのには理由がいくつかあるんだ』
「もうすぐ夜で満月の夜限定の花が咲くからだろ?」
『それと、もう1つ』
地面が揺れる。
辺りを見回すと、木々も揺れ、葉が落ちて行く。
『護りの獣、プロテージャー。ここ月光の森のボスモンスターだよ』
現れたのは周りに生えている木と同じ大きさの熊。
熊なのに二足歩行してるのはどうかと思うが……
全身真っ黒の毛に覆われているが、首元の少し下だけ白い円ができている。
ツキノワグマは半月だが、それが満月になったみたいだな……大きさはかなり違うが……
プロテージャーはこちらを見つけると、両手を上げ咆哮を上げた。
思わず耳を抑えながらしゃがみこんでしまう。
『さて、と。これを倒さないと花を採取出来ないから頑張るとしますか』
咆哮を上げているというのに、不思議とミウロゥの声だけはしっかりと聞こえた。
左手で剣を持ち、プロテージャーと対峙する。
『流石にちょーっと強いから時間はかかるかも。でも大丈夫、リベットは私が護るから』
今回は短いので2本立てでお送りします。




