1目覚め
「!」
目が覚めました。おはようございます?体は重いし、寝起きはそんなに悪くなかったはずなのに・・・。
ぐぬぬぬ。目を開けても、何だか暗いし、良く見えない。うーん。遮光カーテンこんなに高性能だったかなー。まだ、夜だった?
「スウ様、お目覚めですか?」
「あー。おーぶむー」
あれ?私、ケリーに答えたよね?本当に寝てた?あれれ?ケリー、だよね?
「あおお。おいー」
「まあ、スウ様。今日は活発ですね」
「おー。おー。」
ケリー、ケリー。私、ちょっと、永遠の眠りとか経験したような気がするんだけど・・・。気のせいだった?
「本当に、スウ様が戻ってきたようで嬉しいです。よしよし」
いや、ケリー。私、私。詐欺には気を付けた方がいいけど、私だよ。懐かしそうに見られても・・・。そんなに時間たった?
「今日は、お泣きになられませんね? スウ様? スウ様!!」
「おおお、おおおおーお」
ケリー、落ち着いて。とりあえず、何かが伝わったみたいだから。それは、分かったから。私もう一度眠りにつきそうだから・・・。加減してー。
「スウ様。本当に戻ってらしたんですね!」
「おう」
やっぱり、私もう一度産まれなおした?しかも、ケリーの子供として!嬉しいなー。それに、今度は最初っから言葉も分かるし、助かる。口は回らないけど。
「スウ様まずは腹ごしらえをして、話の続きを致しましょう」
「うー」
ケリー。ありがとう。またお世話になるね。ケリーはやっぱり変わらないね。安心するー。
「スウ様?お腹いっぱいでお休みになられました?」