2関係性
えへん。ケリーにすくすくと育てられ、しっかり大きくなりました!
「リー」
けど、ケリーはまだ言えないの・・・。心の中では言えています。
「どうしましたか? スウ様」
ケリーの子供として産まれたはずですが、関係性は変わらず、お母さんとは呼べていません。
産まれたてからケリーに気付いて貰い、切れ切れながら意思疎通を図り、ケリーが確信を持ってから、ライ様に会わせて貰いました。
眉間に皺を寄せたぐらいで何の変わりもないライ様がいました。
「ケリー、本当か?」
「あー」
「はい。スウ様、ライオネル様をお呼びしましたよ」
「おー」
ケリーは確信を持っているので、いつも通りですが、ライ様は怪訝そうで無言です。それにしても、トマスラルさんは?
「おー。おー。」
「まあ、スウ様。あれは、気にしなくても構いません」
「う?」
「ケリー、なんと言っているのか分かるのか?」
「勿論です」
ケリー・・・。凄いよ。自分で言うのもなんだけど、喃語しか話してないよ。ライ様は内心では疑わしいだろうけれど、何も言わなかった。賢明だね。
「そうか。抱き上げても大丈夫か?」
「・・・はい」
ケリーの間を気にせず、流石、二児の父。ライ様は首が座っていない私を、安定して抱き上げてくれた。
「あー!」
「ご機嫌ですね。スウ様」
ケリーも嬉しそうです。私も快適です。暴れても落ちそうな気配もありません。
「あ、うー!」
調子に乗って、ライ様の腕の中で運動していたら、寝ました。
起きてみるとライ様は帰った後でした。仕方が無いけど、泣いちゃいました。赤ちゃんですから、良しとしましょう。ケリーが慰めてくれました。




