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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第4章 アラサー女子のお仕事模様♪
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63.想いに蓋を

ご無沙汰です…申し訳ありませんです。

き…緊張するやん……。


手汗…大丈夫だろうか?…とか、どの位置に手を、固定したらいいの?…握る強さはコレくらい?…とか。

考える内に。自然と俯いていた私を



クィッ



手を引き寄せた感覚がして、目の前にフッ…と影が射した。


『何観る?映画。どんなのが好きだっけ?』


覗き込む牧くんの顔が…近い近い近い近い近い近い近い!!しかもっ…け、敬語抜けてるしぃ〜!

思わず仰け反りながら


「え…っと、あんまり恋愛ベタベタよりは…アクションとか違ったヤツのが」

『へぇ〜意外…恋愛モノとか好きそうなのに?』


どんな印象だよ…てか、こんだけ長い付き合いなのに…お互い知らないこと多いのね?


「恋愛モノも観るけど、途中で先が見えちゃうと…感情移入できないから。そういう牧くんは、どんなのが好きなの?」

『俺?サスペンス、ホラー系かな。あとエグいヤツ。…女子には不人気(笑)』



握った手と、笑う顔と…敬語が抜けて、一人称が変わってて。

普段…と言っても仕事場だけど、違う一面がしかも私だけに向けられてることに…



照れるよね。



「そっかぁ。ホラー系は苦手かなぁ〜私。エグい?のは大丈夫なんだけど…」

『クスクス…そういや昨日も、ビクついてたもんね?夜のオフィス』



あれはねーーっ!ほんっとに、声が出なかったんだからっ!誰かさんのおかげで!

なんて言わないけども。



『驚かせてごめんね?…恐い思いさせたし』

「恐い思い?したっけね?ビックリはしたけど」


そ?って顔をして、ホッとする牧くん。

なんでそんな顔してんの?


「ね?牧くん…私もぉ、イタズラしないから…手…解放しても大丈夫だと思うんだけど?」

『アナタはね、すーぐフラフラしちゃうし、人にぶつかるし、何より危なかっしいの。今日は俺が買うんだから、大人しく言うこと聞きなさいな』

「買うってっ、人聞きの悪いっ!付き合うって言ってよね!」



えぃ!



反対の空いてる手で、牧くんを叩いたら

『あははは。悪りぃ悪りぃ(笑)付き合ってよ。ね?』


と、叩いていた手も掴まれて、二進も三進も(にっちもさっちも)いかなくなった。


両手を掴まれて、それを顔のところまで持ち上げ背の低い私に…小さな子供にするように背を屈めて首をかしげる。



「…っ、わかったから。片手だけ離して」

『ハイハイ(笑)捕獲ね。じゃ、映画館行って観るもの決めよ?』



ジワリと温かくなっていた片手は、牧くんの手が離れた瞬間…少し…ほんの少しだけよっ?寂しい気がした。


そしてまだ繋がってるもう片方の手に、ホッと安心したり。



『最近、ちゃんと食べてる?』

「んー?食べてるよ。牧くんは、相変わらず自炊なの?」



そう…女子力高い牧くんは、料理男子だ。SNSとかでも作った料理の写真をあげていたりもする。



『まぁ、もっぱら野郎どもにふるまってばかりで張り合いないですけどねー』

「振る舞う人がいれば、それだけでも張り合いあるって…あっ!」



あの風景!



「うちのオフィスから見た風景じゃん!もう〜どんだけ仕事人間なのーーーっ」

『…まあ?あなたがそう見るなら、それでもいいけどね。ていうか、その突拍子もない話の展開についていけるの俺ぐらいだから(笑)』



私の頭の上で、ポンッと牧くんの手が跳ねた。

あ、またやっちまった。思いつきを口に出してしまって、脈絡のない話になってしまう悪いクセ。



「ごめんー。牧くんのスマホ待ち受け、ちょっと思いついちゃって。ついつい口に出しちゃった。いっつもお手数おかけしておりますです」ペコリ

『ふふっ、他でもないアナタだからね?そうじゃなきゃ、んな面倒なことしないから』

さ、映画館着きましたよ。



へ、へぇ…?

なんか今、サラリとタラシ込まれたような…。



久しぶりの映画は、いろんなジャンルの作品が増えていて

「悩むなぁ〜、いろいろあんのねぇ?」

『おっ♪コレも続編があるのかぁ〜』



上映予定の映画予告のパネルと

「なんかのぞき穴?みたいなのがあるよ?」

『どれ?なんだろ…』


パネルに穴が空いてて、覗けるようになっていた。



それをお互い覗いたり、飲み物を買ったりして時間を潰した。


「本当にコレでいいの?」

『いいですよ。観たいんでしょ?彼の映画(笑)』



コクン



頷いた私を満足そうに見遣って笑う。

大好きな俳優が出ている映画(アクション系)の上映が始まっていて、すぐに飛びついた。


さすがに手は繋いでないけど、肩が触れる距離間に…やっぱりフタをした想いが



こじ開けて出てこようとする



やめて…

出てこなくていいから…



あんな想いは

もうしたくない



お願いだから…

鳴りを潜めて…




そんな想いを込めて、ギュッと一人…拳を握った。




覚えておられますか?私はトンと忘れておりましたーー。ので、一から読み直して書きました←ヲイ


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