うつとぼく8
現実的な問題として、もう1つ重要なことがあった。家族や友人にぼくの病状を説明するかどうかだ。会社の人にバレるのは仕方がないとして、一応家族や友人には隠し通すことができる。誰にもバレないようにいつも通りにしていれば誰に気を遣わせることも、偏見を持たれてしまうこともなくやり過ごせるはずだ。
う〜んどうするべきか。とりあえず家族への公表はやめておいた方がいいだろう。一人暮らしなので、お金に困るまで言う必要はない。両親、特に母親はぼくと同じように心配性だ。変に負担をかける必要は全くない。幸いぼくの状態も「最悪」というほどではなく、食事も摂ることができたし、どちらかといえば実家より1人でいる方が好きだった。
問題は友人への公表だ。重複するが、友人には特に気を遣わせてしまうと思う。ぼくがうつだ、なんて言ったらどんな風に対応していいかわからない人の方が多いだろう。ご飯を予定している友人もおり、実際行けそうな状態ではなかったので迷いに迷った。
う〜んまぁ公表してもいいかぁ。どうせぼくのことだし。いつも通りに過ごせるはずがない。顔に出やすいタイプなんだ。気を遣って距離を取られてしまったとして、それはその人なりの優しさだ。偏見を持たれてしまったら諦めよう。全部ぼくが悪い。ただぼくの友人は素晴らしい人ばかりだ。みんなもう10年以上の付き合いだし、今更態度が変わったりはしないだろう。たぶんしないと思う。しないんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておく。よし言うぞ。頑張ろう。




