うつとぼく36
「なにほしい?」
ぼくの誕生日に妹からのライン。お、嬉しいね。なんかあるかなぁ。こういうときスパッとでてこない。昔はゲームとか本とかだったけど今は違うしなぁ。うーん出てこない。ぼくの悪い癖だ。
「美味しいもの。」
大体そこに行き着く。美味いもんか酒だ。
「かわいげないな。」
うるさいな。
「美味しいものなにくれるの?」
「こっちが聞いてんだけどね。」
そこは気持ちでしょ、と答えるぼく。外したくないもん、と抗う妹。ああ言えばこう言うな。こういうとこも大人になりやがって。
カニ、お肉食べ比べセット、お高いジュースといくつか候補を出す妹。いいねいいね。経済的にはずっと潤っていてほしい。お兄ちゃんに施しを。
ぼくも乗り気になってきた。アイスセット、チーズケーキ、みかんなど続々食べたいものを送りつける。
「めっちゃ甘いものだらけじゃん」
ぼくは甘党なのだ。あと昨日ひとり焼肉パーティしたから胃がもたれてんの。あ、でも座椅子もいい。電気ケトルも欲しかったんだよね。
「でも合うやつわかんないからな。」
んーまぁそうか。なかなか決まらない。
「あんまりピンとこないし買わなくていいよ。」
「かわいくないね。」
うるさいよ。
あーそしたら
「ハンドマッサージャーがいいな。」
「ちょっと検討」
ほんとに欲しいもの言ったら検討かーーい。
結局買ってもらえました。




