第七話
「やっぱり、称号とかが進化先の候補に影響あると思うんだよ...」
「はあ、ぐちぐちぐちぐち、そんなに進化させたくないなら、させなきゃ良いじゃないか!」
「いやー、別に進化をさせたくないわけじゃないんだ。
ただ...やっぱ特別であってほしいという気持ちもあるわけで、
ありきたりな進化先はなーんか嫌なんだよな」
「だからって、移動中ずーと言い訳がましく
同じようなことを繰り返し喋っているのはやめてくれ。
もう、期限を決めて、それを過ぎたら満足いく選択が無くても
その中から決めるってことで良いじゃないか。」
蚣龍に湿気の多い方向を教えてもらい
その方向に向かって前進中だ
「そんなことより、森が見えてきたぜ。」
「進んできた方向は、西だから、確定で始まりの街では無いな」
「あ、そっか、確か始まりの街の東って山なんだっけ?」
「いや、確かに東に山脈があるが、その間には少し平原があるからそうじゃない。
で、街は森の端っこにあるから、森より先に街が見えないとダメなんだ。」
「へー」
そんなこんなしている内に、森の入口に到着した
ここまでにかかった移動時間はゲーム内時間3日
虫たちのレベルアップのために俺達は低いレベルのままなので、
途中ゴブリンの村や大きくて強そうな馬の魔物を
夜は穴の中に隠れ、昼は回り道をしてできる限り進んだ。
避けて来たのを考えると
200km以上離れた場所ということ
「...疲れたな」
「ステータスの影響で、全力で走ったり運動しないと、
疲れたという情報自体伝わりはしないが...
まあ、何が言いたいかはわかる」
精神的なつかれだ
「さて、気持ち的な面は置いておいて、
まず俺達がやるべきことはなんだ?」
「食料の調達とか?」
「まあ、それも大事なことだな。だが、それは簡単に解決出来る」
「へ?でも、この森にいるやつらを倒せるかはまだわからないし...」
「何いってんだ。
森には草原以上に虫がいるだろ?」
「...はあ?!」
「味は設定でオン、オフ切り替え可能だし、満腹度を満たすには虫で十分だろ」
「ちょちょちょっ、ちょっと待て
それ、おま、本気か?」
「?ああ。」
何をそんなに確認することがあるのかと、
本気で不思議な顔をする
これが冗談では無いことがわかると、マガラは大きくため息をつき...
「わかった。俺も覚悟を決めるぜ。」
「?おう。
で、話を戻すけど。
まずすべきことは、川を見つけることと、
肉食動物の縄張りを把握することだ。」
「なるほど?」
「じゃ、俺はここで待ってるから、調査よろしく」
「まあ、リスポーンできる俺の役割か。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうわけで
待っている間に、道具作成を始める!
まずは地面に穴を掘り、安全な空間(仮)を作成
木の枝やそこらの葉っぱ、石や花など片っ端から採って穴の中にこもる
素材がなくて実験できなかったけど、
蚣龍がメイン職業「調薬師」になったときに獲得した「調薬」スキル
調薬に必要なのは素材と道具
道具の方は蚣龍が体内に取り込むことで一部代用できるみたいだが、
加熱や乾燥とかはできない
ならどうするかと言うと、
いろいろ役立つ「泥団子作成」と、ようやく活躍「呪」スキル
泥団子作成の本質は土の圧縮
土とみなされる物を圧縮する
ここでいう”土”は、具体的にどの物質が何%とかではなく、
システム的に土だと認識された範囲の物質全てのことをいう
なので...
「泥団子作成、泥団子作成、泥団子作成、泥団子作成」
葉っぱを土で覆いスキルを発動
葉っぱごと圧縮、葉の水分がはじき出される
泥団子を割り、乾燥した葉っぱを蚣龍に捕食させる
調薬スキルを発動
できたものが、
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アイテム名:インスタント雑草茶の粉末
品質:最低
効果:お湯を注ぐだけで雑草茶ができる。
この雑草茶の粉末でできた雑草茶には
一定確率で麻痺または食中毒の状態異常が付与
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まあ、最初はこんなもん
次は、石ですりつぶした後に呪スキルで体力を魔力に変換
すりつぶされた葉っぱに抵抗力なんてあるわけもなく
恐らく隠しパラメータの鮮度てきな部分が劣化し、魔力が増えたのだろう
禍々しく変質した
これを蚣龍に捕食させ、
調薬スキルを発動
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アイテム名:有害な魔薬
品質:最低
効果:高確率で毒、麻痺、混乱の状態異常が付与
一定確率で中毒状態になる
摂取することで魔力が微回復する
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よしよし、
このままどんどん試すぞ!
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