第五話
俺は穴掘りで大きめの穴を掘り、虫を入れるためのスペースを作り、中の表面は、泥団子作成を応用して虫が穴を開けられないぐらいに固めた。
穴の中にホブゴブの腕を入れてその匂いをマガラに地面から20cmより高くは広げるなと注意して散布させる。
「他の魔物が来ても困るからな気をつけて撒けよ。」
「わかってるって。」
「それより気になっていたんだが、お前はなんで水やりを選んだんだ?散布は水やりを取ってから出てきたスキルだろうが、ピンポイントでこのスキルが出るとは予測できないだろ?」
「クロトさんが土属性が欲しくて穴掘りを選んだのと同じで水属性のスキルを狙ってスポーンした時点で水やりだけは選んでたんだよ。」
「どうして水属性なんだ?」
「人は3日水を飲まないと死ぬからな。ホームページで飢餓で死ぬことがあるってわかった瞬間から水属性のスキルは手に入れるって決めてたんだ。」
「なるほどな。...そろそろ虫が集まった頃だろう。待機時間中に穴掘りと泥団子作成のスキルレベルが上がってLv3になったし土壌生物はLv4だ。」
「俺は散布をかなりの範囲でずっと維持していたからな。Lv1からLv5まで上がったぞ。」
俺達がゴブの腕を入れた穴を覗くとそこには集合体恐怖症の人には見せてはいけないレベルの虫が群がっていた。
「うぇ!気持ちわりいな。」
「お前はあれより多い量の虫を使役するんだろ?慣れておけ。」
「そうだけどよー...。」
「蚣龍、レベルが上ったり、自分ではまだ勝てないと思う奴が居たら戻ってこい。」
シャー!カサカサカサ
「アバドンも行って来い!」
キチキチキチ
「待っている間に模擬戦でもするか?スキルなしの戦いをして新しいスキルが生えるかの検証だ。」
「俺は散布続けたながらのほうが良いか?」
「できるものならやってみると良い...そんな余裕は無くしてやる。」
「ステータスはこっちのほうが低いんだ、手加減してくれよ?」
「安心しろ、リスポーン地点はすぐそこだ。」
「これはひどい。」
俺達が10分ほど遊んでいると蚣龍とアバドンが戻ってきた。
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キャラクター名:蚣龍
種族:蜈蚣 Lv3
ステータスポイント:4
獲得称号
《麻痺毒使い》
獲得スキル
「麻痺毒」「捕食」
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キャラクター名:アバドン
種族:飛蝗 Lv4
ステータスポイント:6
獲得称号
《共食い》
獲得スキル
「捕食」
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「レベルの上がりが大きくないか?」
「何レベ差からかはわからないが俺がホブゴブ倒したときは《格上殺し》が手に入ったからそこまでレベルの離れたやつとは戦っていないはずだが...。」
「両方とも捕食スキルが生えているし食べたらレベルが上がったりするんじゃないか?」
「あり得るな...。ッ!だとしたらまずいぞ!あのホブゴブは最低でも7レベル、早くしないと虫たちのレベルが上ってコイツラじゃ倒せなくなる。」
「まじか!じゃあ速くステ振って行かせないと!」
「耐久と筋力だ!速く倒すのも大事だが倒されないことのほうが大切だ。」
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キャラクター名:蚣龍
筋力・5+2→7
耐久・3+2→5
ステータスポイント:0
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キャラクター名:アバドン
筋力・4+2→6
耐久・2+2→4
ステータスポイント:0
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「さあいけ!レベルアップしたらすぐ戻るんだぞ!」
「お前もいけ!」
カサカサカサ キチキチキチ
「模擬戦は一旦やめて万全の状態で待つぞ!」
「そんなのする必要あるのか?あいつらにとっては強敵でも俺等からしたらただの虫だろ?」
「フラグをたてるな!あいつらの成長速度的に中にいる奴らのレベルの上がり方も似たようなもののはず、もしかしたら魔物に進化する可能性もあるんだぞ!もし、この中にいる半数でも魔物になったら...範囲攻撃のない俺達には逃げることしか出来ない。」
「じゃあ追加で何匹かこの中からテイムしていいか?中にいるやつなら少しは育っているだろうし...。」
「いいぞ。穴に落ちるなよ。」
「どいつにしようかな〜♪おっこれはいいんじゃないか?」
「そいつにするのか?平べったいダンゴムシのようなやつだが...。」
「俺は職業を戦士と調教師にしようと決めたときから鎧はテイムしている魔物にしようと思っていたんだ。鎧として利用できそうなのは甲虫系だけだったからな。」
「名前はどうするんだ?」
「凱でガイだ。」
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キャラクター名:凱
種族:甲虫 Lv2
メイン職業:undefined サブ職業:undefined
称号:《マガラの第二の従魔》
カルマ属性:混沌
数値
体力・8
魔力・2
筋力・2
器用さ・1
耐久・3
速さ・1
幸運・2
ステータスポイント(SP):4
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筋力・2+2→4
耐久・3+1→4
速さ・1+1→2
ステータスポイント:0
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凱はあくまで一体目だから名付けたのであって、同じ種類の虫を凱合わせて5匹テイムしています。




