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第十七話

黒猪が退き、

猿たちの長であるセイテンを仲間にしたことで

戦いは終結した


「終結した...したはいいものの、

報連相をしっかりしてくれ

自信がある、

大いに結構、しかし、緊急の要件でないなら

一旦落ち着き〜〜〜...」


「わかったって、悪かった。

ただ...自分はどんぐらい強いのか分かんなかったし、

いろいろ焦ってたんだよ」


「焦って行動するのは失敗の〜〜〜...」


説教タイムに突入していた


「今回だって、アバドンが〜...

アバドンが、..

そう言えば、アバドンはレベルはどうなってんだ?」


食ったり、倒したりしたら

いつもすぐさま繁殖しているイメージしかないが、

そうしていたらいつまでもレベル上がらなくないか?


「レベル?1だけど?」


案の定...


「いや、どうすんだよ

この先範囲攻撃で一気に倒されるようなことがないとは言えないだろ?

緊急時はともかく、レベルを消費してまで

増える必要はないんじゃないのか?」


「うん?その頃には進化してるんじゃないか?」


「だから、

レベルを上げないでどうやって進化するんだよ?!」


何か根本的な認識のずれがあるのだろうか?

一向に話が噛み合わない


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


結論、

増えたやつらを食えばいいらしい


レベルを消費して繁殖したとして

そいつらがロストしなければ取り組むことで消費した分の

経験値が返ってくる


なら今いる分は

何レベル分いるのか聞いてみると


「えーと、11?2?3?、3か?13レベルらしい」


かなりの高レベルであることが判明した


ちなみにどうでもいいが、

マガラはホブゴブリンに進化した


「セイテンのレベルが14で、

恐らく進化間際だ。

黒猪の縄張りを攻める際はゆずってもらうぞ?」


「もぐもぐ...いいぞ」


マガラはバナナを食いながら返事をする

完全に説教タイムは終わりだと思っている様子だ


「ちなみに、それと、

勝手をして迷惑をかけたことに対する補償は別だからな?」


「げっ!なんだよ、センテンを仲間にしたし、

黒猪を譲るしでいいじゃないか?!」


「ダメだ。そうだな〜...」

バタっ!


突然、身体に力が入らなくなり、倒れる


「ガッ...アッ...ッッ...」


声も出せず、身動き一つ取れない


設定、

感覚設定、

痛覚、味覚、触覚、の数値を上げる


すると、激痛は感じるが

先ほどまで口に含んでいた果物の甘みも、

倒れ込んだことにより触れている地面の感触も感じない


状態異常にかかっているのは明白だった


しかし、何でこのような症状が起こっているのかは

全くの謎

とりあえず、感覚設定を元に戻し、

ログアウト後にチャットで話をすることにした


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そして、

導き出した答えは...


「感染症...」


称号《愚者》の効果による

加護の獲得不可


もしもこれが、リスポーン不可の可能性だけでなく

通常なら加護という免疫で防がれていた

スキルやアイテムとは関係ない要因で自然に病気になる

という可能性


虫を食ったりで決して衛生的とは言えない環境だったし、

無痛設定と、リジェネで、

悪化するまで気づかなかったことが原因だろう


「ログアウト後は、ダメージを受けている様子だったか?」


『ああ、だが、その速度は落ちていた』


再びログイン、体力の減り具合から

ログアウト可能時間は現実で12時間

ログイン中は、動けはしないが、

回復が上回る


「...」


「えっと、なになに?蚣龍に毒を打ち込ませろ?」


読み上げるやいなや

蚣龍は手首に噛みつき、毒を注入する


「ちょっ!何考えてんだよ!?」


「ッ...!」


打ち込まれた毒により、

強制的に筋肉が弛緩し、硬直していた身体が

ビクビクと震える


「今度は...

セイテン達に絶えず食糧を口に運ばせる。

水魔法で清潔な水を飲ませる。」


蚣龍の毒...スキルによる状態異常の上書き

それに成功すれば、効果が切れれば治る


失敗しても、空腹度が減る程度で済む


...できることならしたくないが、

薬になるようなものが見つかるまで

薬草ガチャをするという手もあるしな


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

sideマガラ


「うーん...」


クロトさんが倒れて、

介護に人員が割かれている今、

俺たちの縄張りは危機に瀕していると言っていい


「感染症って仮説は、

なーんか引っかかるんだよな〜...」


いやまあ、無いとは言えない

十分にあり得るものだけど...


「うぉっと、すまんすまん」


果物を運んでいる猿にぶつかりそうになる


「...あっ!そうか!」


この森で、

同じような病気になっている奴らがいないんだ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


すぐさまクロトさんにメッセージを送り、

返事が返ってきた


『生態が違うし、免疫があるかもしれない。

そもそもが、これは加護の有る無いが原因だって仮説

だから、猿どもに加護があるかわからん以上

あまり参考にはならん...が、

一応体調を崩した時に食べるものがないか確かめてくれ』


えーと、つまり

猿に対処法がないか聞けって事だよな?

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