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第2話 テンション高め。
「なんですか、これ?」
「人」
「そうですか」
「オヤジとお袋は?」
「知りません」
「そうか」
家はノアだけみたいだ。
俺は人を床に置く。
「・・・み・・・みず」
「はい、どうぞ」
ペシ。
「・・・ちが・・・う」
人はゾンビのように這って、テーブルに置いていた、ウィダーインゼリーを手に取り、チューチュー吸った。
「ぷっはあああああああ! きぃせぇきぃの~生ッ還ッ!」
マントの少女が両手を掲げ、立ち上がった!
「何者だ!?」
「怪しくないわ! 警戒しないで! オープンハート! オープンハートよ!」
「わかった」
「スゥエンキュー!」
「それで、何者なんだ?」
「ふっふっふっ!」
マントの少女が笑い始めた。
「天知る、地知る、お味噌汁! 諸行無常の鐘が鳴ったり、鳴らなかったりするするのか、しないのか!? 魔法少女! 些天意様よッ!!! てへぺろ!」
シュピーン!
些天意がウインクしながら、目の横でピースする。
「諸行無常ってなんだ?」
「わっはっはっは! さっぱりわっかんないっす〜!」
そんな気はしてた。




