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異世界に来た俺はチート能力があって魔王に会った瞬間倒した。  作者: ライトニングブロッカー 教
第七章 暗黒・異世界転生の章。
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第9話 勇者の恋愛事情について。

 俺はまた、勇者がいる村に来た。


 木に隠れ、村の様子をうかがう。


「・・・すげえ」


 勇者と村人たちは、仲良くしていた。


「勇者のヤツ、殺されそうになったのに、よく村人たちと仲良くできるよな」


 すごいコミュニケーション能力だ。


 さすが勇者なだけある。


 俺は木に隠れながら、勇者の後を追った。




 勇者が1人になった。


「ひさしぶりだな」


「アナタはあの時の!?」


「そうだ」


「村をおそいにきたの!?」


 勇者がさやから、剣を抜こうとする。


「待て待て! 今日は村をおそいに来たのでは無い!」


「・・・なら、何しに来たのよ?」


「ただの確認だ」


「確認?」


「そうだ。勇者よ、率直そっちょくに聞くが、恋はしているか?」


「はあ!?」


「だから、恋はしているのか?」


「ひええ。頭おかしいんじゃないの!?」


 勇者がドン引きしている。


 泣きたい。


 勇者は後ろで手を組み、そっぽを向いた。


「べ、別にいないわよ! す、好きな人なんて!」


 勇者は顔をほんのり赤くして、チラチラ俺を見る。


「そうか」


 勇者は恋をしていないようだ。


 どおりで、聖剣ミストルテインの力が弱いわけだ。


 ・・・さて、どうしたものか。


 聖剣ミストルテインの本来の力を解放かいほうするには、勇者に恋をしてもらわなければならない。


 人に恋してもらうって、どうすればいいの?


 頭をかかえたくなる。


「・・・恋してくれないか?」


「ひええ」


 勇者が青い顔で、道端に落ちているウンコを見る目で俺を見る。


 ダメだ。


 全ステータス(無限)でも、こんな仕打ち耐えられない。


「・・・帰ろ」


 俺は勇者に背を向け、去ろうとした。


「待ちなさいよッ!」


「え?」


「ど、どうせ来たんなら、お、お茶ぐらい、だ、出してあげても、い、いいけど? ど、どうかな?」


 勇者が小動物のような上目遣うわめづかいでたずねてくる。


 うーん。


「一杯だけなら・・・」


「ホント!?」


「うん」


「それじゃこっちよ!」


「おいおい」


 勇者が俺の手をって走る。


 このまま1人で、スキップしそうないきおいだった。

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