第10話 さらば、最愛なる人よ。
ブシュブシュ。
腕がさらに、2本生えた。
「グアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
暴走した嫁はさらに、大聖堂を壊しまわっている。
俺はチート能力を使った。
だが、暴走した嫁にダメージは無い。
「ダメだ! 完全にチート能力が暴走している!!!」
これでは勝てない。
ただ、チート能力の力をぶつけるだけでは、この暴走したチート能力者には勝てない。
・・・仕方ない。
これだけは使いたく無かった。
だが、暴走したチート能力者を止めるには、この方法しかない。
あまりに強力な為、俺は封印していた・・・・・・右腕の包帯を解く。
「グア!!? グアアアア!!? グ、グ、グ、グアアアアアああああああああああああああああああああああ!!!!!?」
暴走した嫁は歯をカチカチ鳴らし、体を震わせ、一歩後ずさった。
「えんもたけなわだが、そろそろ閉会の時間だ。さあ、始めよう。誰に披露するわけでもない、二人だけの、披露宴を!」
俺は構えた。
「いくぞッ!!!」
暴走した嫁がマッハ8でパンチしてきた。
だが、
俺は光速で暴走した嫁に接近する。
「チート能力・七十八式・奥義・夜十神ッ!!!」
ズシャズシャジュグジュゴズシャ!
「ぴぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
俺は暴走した嫁の背後に立ち、残身をとった。
「主よ。死を謳歌しろ」
暴走した嫁は上半身と下半身に分かれる。
安らかに眠れ、嫁よ。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!
暴走した嫁は爆発して、死んだ。
鐘が鳴り響く。
まるで、この結婚式の終わりを、告げるかのように。
プルプルプルプル。
この時、俺は気づかなかった。
俺の上空に、超小型ドローンが飛んでいたことに。
〜 完 〜
読者A
「爆発するんや」




