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リアル・インテグラル・マキナ〜死んだら即終了のゲーム世界を死線突破の火事場スキルで無双する〜  作者: 雷蔵ててな
花守装甲蜂フロル・ビー・ガーディアン

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報酬


 死骸があった場所には色々なアイテムが落ちていた。

 主要なドロップ品を確認していく。

 

 ————————————————————————

 エピックアイテム【花守蜂の大槌】

 性能:攻撃60 爆発50

 効果:耐久+20% 精神+20% ひるみ耐性+25%

 スキル:蜂装甲爆砕

 防御力50%を攻撃力に加算し+200%ダメージを与える。

 命中時さらに追加で+150%の広範囲爆発ダメージを与える。

 要素1:筋力+3%

 要素2:幸運+3%

 要素3:属性強化Ⅱ

 ————————————————————————


 これは花守装甲蜂の通常ドロップだな。

 

 爆発属性は結構レアな属性だ。

 そして短剣とかなり相性がいい。

 

 俺のスタイル的に効果の恩恵は少ないが、レアリティ毎に1つ加算される要素も悪くないし、これは街に戻ったら名工に頼んで打ち直して貰う必要があるな。


 んで、こっちが特殊ドロップだ。

 黒曜石のような黒い外殻で出来た手甲。

 

 ————————————————————————

 レジェンダリーアイテム【花攻蜂の黒爪】

 性能:防御63 炎耐性50 爆発耐性55

 効果:攻撃+30% 俊敏+30% パリィ成功判定+20%

 スキル:黒爪

 武器を装備していなくても篭手によるパリィが可能になる

 篭手によるパリィ発動時、その効果を+50%する

 篭手によるジャストパリィ成功時【赤爪】が発動

 追加で+50%の爆発ダメージとノックバックⅡを与える

 スキル:獣性活性

 視野が10%狭くなるが身体能力が30%上昇する

 要素1:筋力+5%

 要素2:魔力+3%

 要素3:魔力+5%

 要素4:筋力+5%

 ————————————————————————


「おおっ」


 思わず声が出た。

 さすがに異常個体からでたレジェンダリー装備だけあってクソ強いな。レベルカンストしても使っていけそうなレベルだ。


 なによりも、

 

「武器なしでパリィが出来るのか」


 短剣だとなかなかのアドバンテージだ。

 パリィ得意だし俺にあってる。

 使い方次第では化けるな。


 早速装備しておく。


 そして……お、運がいいな。

 またこれも出たか。

 

 ————————————————————————

 レジェンダリーアイテム【ギフトボックス】

 ————————————————————————


 後で開封しよう。

 

 よし。

 あとはまあ素材系だな。

 あんまり興味ないのでスルー。


 さて、俺はどれくらい強くなったかな?

 内心ワクワクしながらステータスを確認しようとしたら。


「烏我くーん!」


 呼ばれ、振り向くとユーナが駆け寄ってきていた。

 勢いよく抱きつかれる。


「ぐえ」


————————————————————————

 パッシブトリガー:

 敵刃不滅

————————————————————————

 

 おい、何してる。

 ユニークスキルなかったらこれで死んでたぞ。

 

「は、離れろ」

 

 引き剥がす。面と向き合うと少し気まずい。

 今の今まで彼女の存在をすっかり忘れてしまっていたからだ。


「あー……無事だったか」


「す、すごかったねえ〜!」


 ユーナ大興奮してぴょんぴょん跳ねている。


「ほんっとーにすごい戦いだった! 本当にレベル6!?」


「今は16だけどな」


「一気に10レベルも!? そんなの聞いたことないよ……」


 一々リアクションが大きいやつだ。

 ……いや、コメント欄も大差なかったか?


「元はと言えばお前の依頼。横取りする形になったからな、欲しい報酬があればやるが、どれがいい?」


「も、もらえないよ! 進化した異常個体のドロップ品なんて」


「そうか」


 なら遠慮なく全部もらおうかな。


「まあ、なんだ。俺はやることあるから、これで」


「えっ」


「じゃあな」


「ま、まって!」


 不意に腕を掴まれた。


 その瞬間、身体が勝手に動く。

 掴まれた腕を捻り上げ。

 流れるように相手の足をすくい上げ。

 柔術の応用で地面に叩きつける。

 腕は頭上で拘束。

 さらに反対の手で頬を鷲掴みにする。


「ふみゃっ!?」


 気が付けばユーナを完全制圧していた。

 俺は数秒遅れて状況を理解する。


「……あ」


 目の前には頬を掴まれて変な顔になっているユーナ。

 耳を震わせながら顔を真っ赤にしている。


「すまん。つい癖で……」


 これはあれか、職業病か。戦闘経験の積み過ぎだ。

 不意に身体へ触れられると、考えるより先に制圧行動が出てしまう。


 ユーナはぷるぷると震えた。


「つ、つい癖でって……」


 涙目になりながらこちらを見上げる。


「普通、女の子にすることじゃないよねっ!?」


「その通りだな」


「否定してよ!?」


 俺が素直に頷くと、ユーナはさらに顔を赤くした。


 そうして数秒。

 お互い固まったままになっていることに気付く。


「……放してもらっていい?」


「ああ、悪い」


 手を離して上からどける。

 俺は首裏を擦りながら謝罪する。


「痛くなかったか?」


 ユーナは立ち上がり、数歩後退ると、頬を両手で押さえた。

 なぜか耳まで真っ赤だった。こいつ痛いのが好きなのか?


 その時、甲高い声が広場に響いた。


「こらーっ!」


 ズコズコとエルフの集団が走ってくる。


「衆目のあるところで不純異性交友は……あっ!?」

 

「げっ」


 なんと先頭にいたのはフランリッテだった。


「きっ、貴様! げっ、とはなんだ! げっ、とは!!」


「よう、数日ぶりだな」


「探したんだぞ! こんなところでなにをしている!」


「何ってボス戦をだな……お前こそ何故ここがわかった?」


「私はパトロールをしていたら爆発が見えて偶然——いやいや、そんなことより貴様っ、私というものがありながら、他の女にも手を出していたのかっ!?」


「まて、お前というものを手にした覚えは……」


「と、捕らえよ! 捕らえよー!」


 フランリッテの号令でエルフの騎士団員達が進み出てくる。

 抵抗せずいたらあっという間に植物の弦でぐるぐる巻きにされ、祭囃子のように担ぎあげられた。

 

「おいおいHP1なんだ、丁重に運んでくれよ」


 こうして俺はエルフの騎士団に運ばれるのだった。


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