プロローグ
初めまして 人間の皆さん。
今宵あなたを次の人生へとご案内します。
そこに立つ貴方は不思議に思う。
ここは客席でステージからは遠い、前の席はがら空きだ。
さて、あなたは何を望んでここにいるのですか?
<何を?><望む?> 分らない言葉ばかりが頭の中を巡る。だが、
そう!貴方は次に進むべき人間。一度目 二度目 三度目と転生を繰り返し、
次は四度目 それでラストです。
<ラスト> 最後。それがなんだといいたいが、
そう、そんなものは意味がないといいたいのですね?
!!、なぜかそのものは言いたいことが分かったのだろうか。
さてね、まぁ、それよりも貴方は転生のたびに記憶を失うことはなかった。それはなぜか?
その人によって記憶はあったりなかったり、それはいつまでも続くこと、けどね限度ってものがあるんですよ。
彼が何を言ってるのかわからないが
さて 貴方の記憶は次で最後です。 さん。
「え!」
ここまでのご利用ありがとうございます。
もし、この転生で亡くなってしまったら記憶無しの時代をどうぞ 楽しんでください。
「…………わかった。」
へ?
「ありがとう、次の転生の時代を楽しむよ。神様。」
そうですか、では 良い人生を さん。
自分の人生を楽しむ、それが自分に与えられた人生なのだから