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第三十八話 さよなら(後編)
「ふう…疲れた」
にしても警棒ってすげえな。あ、でも里奈の居場所聞いてない
「なあ、里奈はどこにいるんだ?」
「…そ、そこっ…にっ…」
そこと指差された先には、扉があった。
俺はそこの扉を開けた。確かに、里奈の姿があった。
「里奈!」
俺は走って彼女の元に向かった。だけど彼女は俺を見ると、辛そうな表情になった。
「…」
「?どうしたんだ?」
「…いやっ…こないで…」
「?何でだ?」
「…だって…零…蒼河君は…僕の事…嫌いなんでしょ?」
「そんなことない!俺は…」
「…全部聞いたんだ。蒼河君が美希さんと付き合っているってことも。」
「内水か?それは全部嘘だ!」
「僕をいじめるようにしたのも…君なんでしょ?…」
「違う!俺は…」
「…もういいんだ。ごめんね。こんなに…ダメな僕で。でも、もう心配しなくていいよ」
「は?」
「僕は…本当は…」
「おい!」
「…ひぐっ…ぐすっ…さよ…なら…」
グサッ
理解するのにそう時間はかからなかった。
「里奈?…里奈!?」




