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神様僕にホームラン打たせて  作者: ロッポン
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「299・・・300」

1時間かけて素振りを300本やった。右打だけど飽きてきたら左打でも振る。最近は2016年セ・リーグ本塁打王のT選手や2015年パ・リーグトリプルスリーのY選手のマネをするのが僕のマイブームである。素振りは全部ホームランが打てるから好きだ。例え160キロのストレートや落差の大きいフォークでも脳内で上手やってくれるので何の問題もない。しかも場所選びが楽だ。今日は公園で素振りをしている。

僕は実際にはホームランを打ったことがない。

ランニングホームランは小学生時代に2回ある。2回ともレフトがトンネルしてボールが戻って来る前にベースを1周したやつだけど。柵越えホームランも打ちたいなあと思ったりもする。この春から高校1年生になり明日から仮入部期間だ。まあ硬式野球部に入るのは間違いない。中学校の野球部は都大会常連で地元じゃかなり有名だったため1度野球から離れて軟式テニス部に入った。しかしまた野球がやりたくなってしまった。速く野球がやりたい。

「楽しそうですね」

後ろから女性の声がしたので振り返った。

その女性は顔はキレイに整っていてグラマーだった。

「はい。楽しいです。」

僕は返事をした。

「私も野球好きです」

「そうなんですか!」

「目標は甲子園ですか?」

「あっいえ、甲子園はさすがに・・・でも高校3年間の間に柵越えホームランを打つのが目標です」なぜこんな失言をしてしまったのだろう。たった今考えた目標をあたかもちゃんと決めたもののように言ってしまった。

「なるほど。あなたはスゴク運の言い方ですね。」

「え?」

「私野球の神様です。」

「え??」

「ホームランぐらいなら簡単に打たせてあげます」

「え???」

あまりの急展開に思考が追い付かない。

「一つだけ条件があって・・・」

「待って」

僕は神様の言葉を静止させる。

「神様がそんなことやっちゃって大丈夫ですか?それにどうやって打つんですか。」

「1本くらいならなんの問題もないですよ。私神様なので力を貸してあげます。で、条件ですがこの契約書にサインしてもらいます」

そういうと神様は1枚の紙をだした。

「それだけ?」

「はい」

僕は何一つ疑わなかった

「サインします」

あっさりサインしてしまった。

「ところでその力はいつ使えるんですか?」

「分かりません」

「え?」

「タイミングというものがあってその時がくるまでは使えません」

まあそれはそれで楽しみだけどね。

「もし何かあれば私の事を呼んでください。いつでもかけつけます。」

それなら安心だ。

「ありがとうございます。」

「願いが叶うといいですね。」

そういうと突如強い光が彼女からはなたれどこかに消えた

神様と言うのは本当らしい。

何かいろいろ起きてつかれたので帰って寝よう。そう思った直後空から強い光が上から降ってきた。光の中から一人の男がでてきた。

「君、今女性に会わなかったか?」

「会いました」

「契約書にサインしなかったか?」

「しました」

「まずいことになった・・・」

これから僕は絶望することになる

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