35.慎太郎君から櫓山さんへガチなチョコを送って欲しいです。慎太郎君がんばって…!(現世堂の奇書鑑定)
1の続きです。BL注意。
慎太郎「……」ごろごろ
慎太郎「…………」ごろごろ
慎太郎「………………」ごろごろごろごろ
慎太郎(やっぱり……渡すべきだよな、チョコ)
慎太郎(だって、買っちゃったし。流石に露骨過ぎかなと思ったけど、檜山さんからも貰ったし、帆沼さんにだってお返しするんだし、いいよね)
慎太郎(……ふ、普通、だよね? 男から渡しても。いや片想いしてるのに今更だな。行っちゃえオレ)
慎太郎「檜山さん……」
檜山「あれ、どうしたの。眠れない?」
慎太郎「あの……その、さっきのお礼に」
檜山「お礼?」
慎太郎「チ、チョコのです」
檜山「え、早くない? いつ買ってきたの?」
慎太郎「ギクッ」
慎太郎(た、確かに! 普通はこんなに早くお返しを用意できるはずがない! それに、檜山さんは元々すげぇ頭がいい人! オレが檜山さんの為にチョコ買ってバレンタインデーを心待ちにしていたのがバレたかも……!)
檜山「もしかして、慎太郎君……」
慎太郎「えっと、えっと」あわあわ
檜山「へそくりとして隠してたチョコを僕にくれようとしてるんじゃないの? いいよ、僕もチョコは好きだけど、君の大事なチョコをもらうわけには」
慎太郎「はい、知ってた!!!!」
檜山「!?」ビクッ
慎太郎「大丈夫です! これ檜山さんにあげようと思ってたチョコです! オレ、いつもお世話になってますから!」
檜山「そ、そう? そこまでお世話したつもりはないけど」
慎太郎「なってます! 受け取ってください!」
檜山「いいの? それじゃいただくね。ありがとう」
慎太郎(ふわー! 笑ってくれた!)
慎太郎(嬉しい。すごく嬉しい)ドキドキ
檜山「あ、しかもすごく綺麗な色の箱だ。僕の好みだよ。慎太郎君はプレゼント選びのセンスがあるなぁ」
慎太郎「! ありがとうございます!」
慎太郎(檜山さんみたいな色の箱だなーと思って買ってみたけど、正解だったみたい。良かった)
檜山「早速食べてみていい?」
慎太郎「はい!」
檜山「もぐもぐ」
慎太郎「……」ドキドキ
檜山「……うん、美味しい。甘いね。好きだと思う」
慎太郎「好き……!」
檜山「うん、好きな味」
慎太郎「……ッ! 知ってました!!」
檜山「? うん。でも、これはちゃんとしたお返しをしなきゃなぁ。ホワイトデーまで待ってもらっていい? それともすぐに欲しい?」
慎太郎「あ、え、いいんですか?」
檜山「むしろさせてほしい」
慎太郎「だったら、ホワイトデーまで待ちたいです……!」
檜山「分かった。僕も考えるから、楽しみにしててね」
慎太郎「!!」
慎太郎(檜山さんが……オレのことを考えてくれる!?)
慎太郎(一ヶ月も!?)
慎太郎「……オレ……!」
檜山「うん?」
慎太郎「幸せ過ぎて死ぬかもです……!」
檜山「そこまで!?」




