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第四章 繋ぐ(3) 女たらし(2) 

 ロブロイはふらっとカーター・ホフの村を出た。

 「やってられないな。」

 そして苦々しげに唾を吐いた。

 ロブロイは自分を追っている者が居ることを知っていた。それでせっかく堕とした女を置いてカーター・ホフを出ていた。

 その後を痩せさらばえた犬が追っていたがさすがにそれには気付かなかった。

 スクゥンクが見たものは全てアレンの脳に投影される。アレンは付かず離れず、気付かれぬようその後を追っていた。その横にはウィーゴとその友だという命を持ったフェノゼリーのフィーノ。

 「どうにかならんのか。」

 フィーノの足音にアレンは顔をしかめた。

 ロブロイも既にこの三人の動きに気付いていた。

 「いっその事、()るか。」

 ロブロイは腹を決めかけた。

 そこへ、

 「おーい。」

 追ってくる者の方から声がかかった。

 ロブロイは身構え、腰の剣に手を掛けた。

 だがその技量は稚拙、普通の人間には通用するかも知れないが、アレンやウィーゴには全く通用しなかった。

 「お前なんのつもりで剣を振り回している。」

 それをウィーゴが揶揄する。

 くそ・・ロブロイは尚も剣を振る。

 「止めておけ。」

 アレンはでたらめに剣を振り回すロブロイの手首を掴んだ。

 その瞬間、アレンの身体に電流が走った。

 「お前・・・」

 そして弾かれたように手を放した。

 「どうした。」

 ウィーゴが怪訝な貌をする

 「光りの因子・・それも強い。」

 「陽の属性って事か。」

 「いや・・光りそのもの・・・」

 「じゃあ、“光の子”・・・」

 「そうではなく、光りを助ける者。

 お前と同じだ。」

 二人が話している間にロブロイは姿を消した。

 「追うぞ。」

 「追ってどうする。」

 「捕まえて修行させる。

 将来の為にな。」

 アレンはもう一度スクォンクを放った。


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