3rd Bullet:メイドとナイフの最強説
なんだかんだいって俺は魔法少女(?)になることになった。本音をいうと、男なのに魔法少女というのは本当に腑に落ちない。でもセルカ曰く俺の素質を見込んでのことらしい。つまり、俺にしか出来ない。だったら仕方ない。
始めることを言った次の日の朝からセルカ先生による講習会が始まった。っといってもホントにザックリとしか頭に入らなかったが
要するに
・空気中には極微量の魔力が溶け込んでいる。
・その魔力が結合して物質化することで、昨日俺が倒した「ツクヨミ」と化す。
・ツクヨミを倒すには強力な魔力が必要であるため、通常兵器では傷一つつけることもできない。
・ツクヨミは再生能力が高く、四肢を切り落とす程度では20~40分程で再生する。そのため、一撃で殺せる頭や、治癒に長い時間を要す腹などを狙うことを推奨する。
→そのため、魔力を籠めた近接武器の召喚という方法が考案された。
・そんなツクヨミを駆逐するために十字陸軍が創設された。
・十字陸軍はロンドンを本拠地としており、ニューヨーク、パリ、香港、シンガポール、リオデジャネイロに支部がある。
ということがわかった。
「っで、お前が俺ん家に居候する理由は、、、」
「ここ極東に支部がないから。」
「なら近くにカプセルホテルがあるんだからさぁ、、」
「あんな狭いところで寝るのはもうゴメンね。」
「ですよねぇ~」
「それに生活面なら美奈子さんの実家、つまりここに行けばなんとかなるって本部のお偉いさんが言ってたの。」
「ほう。そいつも勝手なこと言ってくれるなぁ。」
ピピピピピピピピ
いきなり電子的な音が鳴り出す。もちろん俺のケータイではない。俺のヤツの着信はイン○ィージョーンズだからな。
「おっ、サラからだ。んぁもしもし?、、うん。一応例の場所に住めるようになったわ。」
「まだいいとはいってないぞ」
電話中のセルカに横槍を刺す。
「あと今住んでる息子さんが今後戦闘に加わるってさ。」
「・・・・・」
うん、そこは合ってるから何も言えない。
「場所は概ねわかるでしょ。それじゃ、、、っえ?その人に替わって欲しい?わかった。 ほら、アンタと話がしたいって。」
といいつつケータイを俺に差し出す。サラさんかぁ。どんな人なんだろうな。ついでに文句も言っておこう。
「はい、、」
「あっ、初めまして。私サラ・ユーティライネンと申します。」
なんというか、すごい礼儀正しい人だった。
「僕は、えっと、榊秋一といいます。」
い、いかん!ついこっちも敬語に、しかも一人称が変わってしまった!
「あの、このたびの居候の件なんですが、、、いえ。これは直接会って話したほうがいいですね。では私はこれで。」
ガチャ、、ツーッツー、、
短っ!!
「っでなんて言ってた?」
「居候のことらしいんだが。直接あってから話すってよ。」
「あっそ。それじゃあ今から戦闘について説明するから、リング付けて表に出なさい。」
「りょーかいッス!」
そして俺はソファから立ち上がり、お袋の神棚から銀製の指輪を(アルカナリングっていうらしい。)右手の薬指にはめる。そして玄関でスニーカーに履き替え、俺は外に出る。
「、、、、っ!」
そこには、初めて会った時のゴスロリ姿のセルカがいた。やはり見た目のせいなのか、さっきまでとは違う冷徹さを感じる。
「まぁ、戦闘といっても今回は軽いレクチャーみたいなものよ。でも、これからやることの成功はアンタの想像力にかかってる上に、実戦でも使うから手は抜かないことね。まずは換装から始めるわよ。」
「換装って、今セルカがなっている状態のことか?」
「そ。このゴスロリもいうなら超強力なプロテクターの役割があるからね。これができてなかったら今頃もう4,5回ぐらい死んでるわね(笑)」
「(笑)ってお前なぁ、、、。それで、どうやったら換装できるんだ?」
「う~ん、、。とりあえず自分の身体を魔力で包み込むように考えれば。あっ、コツとしては意識的に合図を発するのもいいかもね。」
ほう。合図を発するかぁ。よし!やってみるか。
身体を魔力で包み込む。うん、思いのほか簡単だな。よし!このまま合図を発すればいいんだな?、、ところでこのリングってお袋の物なんだろ?ってことは、服装もお袋が着てたやつなのかな?
、、、グハッ!!地味に大きいダメージだった。さて、
「魔導装甲、換装!」
「厨二臭っ!!」
、、、変なことをほざくセルカを軽く無視する。
そうしてるうちに俺の身体の外側に温もりを感じる。ちゃんと成功してるようだな。よかった。と思い目を開ける。
「、、フフwwプハハハwww」
っえ?なぜに?俺にはこいつがなぜ笑っているのか分からない。
「おいこら何が可笑しい。そんなに厨二臭かったか?」
「、、ちょwwwアンタちょっと鏡見て来なさいよww凄いことなってるからwww」
ったく。なにが可笑しいんだよ。
少し憤慨しながら和室の鏡の前に立つ。さっきとちゃんと服装がかわってる。しっかり成功してるじゃないか。
ちゃんとTシャツと短パンから、頭にはフリルのカチューシャがついて、半袖の白いシャツの上に青のエプロン(フリル多め)が掛かってて、フリルが内側に入ったミニスカと脚にはレースのついた薄い水色のニーハイにガーターベルトもあって、、、、、あれ?
なんで俺、女の格好してんだ?しかもこれって俗に言うメイド服ってやつだよな?う~ん、可笑しいぞ?
そのまま、手を頬に持っていき抓って見る。痛い。つまり現実ってことになる。
その後、翻訳版のホームア○ーンの子供みたいな悲鳴が上がったのは言うまでもない。
おはようございます!こんにちは!こんばんは!熱湯水割りであります。
今回はいろいろ用事とアイデア考案があって、投稿が遅れました。 orz
いやぁ衣装考案が一番手こずりましたよ。今後もこのシリーズを楽しく書かせていただこうとおもっとリます。
ではでは、また今度。バイなら。




