1‐9.5
今回の話は1話の9部目の途中の内容になります。
色々とあるので9話までを読んでから読んでいただけたらと思います。
ではでわ9話まで読んだ方はどうぞ
と思ったのですがぶっちゃけとってもとっても短いので読まなくても話は分かっちゃうのです。
この世に無数に存在するいくつもの世界の時間軸
その中の一つのほんの小さな一つの世界は大きく見た世界の中の一つにしか過ぎないが、誰かにとっては何物にも代えられないほどに大切な世界。そんな世界はきっと生きている全ての人たちにある。自分の生きている世界こそが大切な自分の世界。
そんな程度の小さな世界の小さな宇宙の小さな星の小さな国の小さな町で一人の少年が、二人の友人を守るために重くて黒い、引き金に指をかける。
人を殺せるほどの力のある重い、重い引き金を、二人の友人とその目標とを天秤にかけて、大切に想う少女とその少女との共通の友人を思い、想いながらゆっくりと、しかし確実に引き金を沈める。
その先には、二人の人物が立っている。銃口はその内の一人の急所を確実にとらえている。
「いつからこんな物に頼るようになってしまったのだろう。」と少年は思う。
こんな人を殺すための道具を人に向けることは、まだ数えるほどしかない。
しかし、それでもこんな道具の引き金に指をかける行為そのものが一般の高校生としては異常だろう。
喧嘩や殴り合い程度なら少年はこれまでに何度も経験してきた。
それでも、こんな物騒な道具に頼ることはそれまで一度もなかった。
それまではこんな物は必要ないと思っていたし、道具に頼らなければ勝てない喧嘩など既に負けているようなものだとすら思っていた。そして、する必要すらないと。
しかし、現実は違った。大切なものを守るためには必ず勝たなければいけない状況は存在して、そして勝つためには手段を選べない。そして、そんなことに少年は気付けなかった。気付かなかったので気付かされた。
一瞬で様々な事を思考する少年は、余計なことまで考えてしまう。手元が狂ってしまうかもしれない。
それでも彼は人を殺したことはない。道具に頼ってでも、殺さなくても、それでも相手が自分に勝てないとさえ思ってくれればそれでよかった。
人を殺すということはこの世から消すということだ。そして、少年は死を恐怖する。
自分の死だけでなく、他人の死ですら恐怖する。
そんな少年に人を殺せるはずがない。少年の行動原理はいつだって恐怖が先立つ。
人との別れが怖くて、他人に忘れられることが怖くて、そして自分が消えることに恐怖を覚える。
そして何より少年が怖いのは、この世界で出会ってくれた、たった二人の友人との別れ。
それを阻止するためなら、少年は他のすべての感情を殺してでもその二人だけは必ず守る。
しかし、少年に人は殺せない。だから彼は引き金を引くときにはこの言葉を口にする
「ごめんなさい、でも恨まないでください。自分はあなたを殺しません。」
そして、少年は狙いから急所を外して引き金を引く。二人の友人と二人の恩人、そして少年の生きる理想の世界とその平穏を維持するために。
静かな町に、とても高くて愉快な人を殺さない人殺しの音が響いた。
初めまして、もしくはかなーーーーーーーりお久しぶりです紫音優夢です。
久しぶりの投稿が番外編と言いますかちょっとばっかしというか本編と結構ずれてしまってて申し訳ないです。
でも、ちょっとだけ言い訳をさせてください。
最近は今まで以上に寝るのが怖くてですね。
なんと恐怖のあまり泣いてしまうという大学生にあるまじき行動をしてしまっているのです。
行動というかもはや生理現象です。色々と怖くて寝れません。
そんなわけで結構寝不足な感じが否めませぬ...言い訳はここまでにしてですね。
大学もとうとう夏休み、というか連載開始から1年以上たっているのに1話すら完結してないとはこれいかに?ってことでちょっとずつでも書いていこうかと思います。
どうか皆さん温かい目で見守ってやってくださいな。
ではでは今回はこの辺で夏休み開けるまでに10部は書きたいと思います。
紫音優夢でした。




