表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界列強日本国  作者: ゼロミックス
ベナウム王国編
30/53

23話① ベナウム王国首都『王都リ・バロ』

《注意》


この小説はあらゆる民族・国家・戦争・宗教・主義・思想を陥れる意図はありません。

非難するような事があると思いますが、全てストーリーに関するものなので、広い心で見てくれたら幸いです。


この小説は皆様の協力の元成り立っております。小説作りはまだニワカですが、これからも見て頂けると幸いです。

23話① ベナウム王国首都『王都リ・バロ』



日本自衛隊の快進撃で軍港町マーティア.飛行都市ヘッセル.交易都市リュンバラを陥落させ、次は王都リ・バロだと言う事でベナウム王国の議会では重い空気で軍の司令官達が国王へと報告していた……


将校 「…リュンバラは反乱により陥落、ニホン軍を向かい入れたとのこと……」


アラグート陛下 「…」


陸軍司令① 「陛下…ただいま偵察隊から情報が入りました……その…ニホン軍がここ、王都リ・バロに進行を始めたのとのこと」


アラグート陛下 「……」


陸軍司令② 「陛下…王都内にて反乱が発生しました。ここが落ちるのも時間のもんだいです」


アラグート陛下 「………」


重い空気の中、ドアを勢いよく開け入って来た議長がアラグート陛下に


議長 「陛下!!お伝えしたいことが!!」

アラグート陛下 「次はなんだんだ!?敵が王都を包囲でもしたとでも言いたいのか!?」


議長 「えっ??…いえ陛下、私がお伝えしたいのは良い報告です。先程フェールゲルグ帝国の使者が我々に陣営加盟へのお誘いがありました」


アラグート陛下 「な!!なに!?ついにか!!なら早速伝えよ!!我がベナウム王国はユージニ協会団へと加盟する!!使者にそう伝えてこい!!」


議長 「ハッ!!直ちに!!」


議長が部屋を出ていくと次は親衛隊長が入って来て、アラグート陛下の横まで行き小声で


親衛隊長 「陛下、逃げる準備は出来ました。もしも危険になった場合はすぐに魔導船の方まで行って下さい」

アラグート陛下 「そうか、仕事が早いな」

親衛隊長 「陛下の為です」


アラグート陛下 「所で親衛隊長、頼みたい事があるのだが」


親衛隊長 「なんの用でしょう?」


(小声)

アラグート陛下 「王都内にウェンガル家の者がいると耳にした」


(小声)

親衛隊長 「ウェンガル家!?なぜこの大陸に…そんなのはどうでも良いですね。もしや陛下はウェンガル家の者を捕らえて来いと言いたいのですか?」


(小声)

アラグート陛下 「察しが良いな親衛隊長、ウェンガル家の者を捕え彼らが使う魔法を得るんだ。そうすればニホン軍やアルディア派の者など殲滅する事が出来る。捕らえて来てもらえるか?」


(小声)

親衛隊長 「ハッ!!陛下のご命令とであればなんなりと…」


そしてその頃零地達は数日前に合流した特殊作戦群3名と一緒に破壊工作をしており、自衛隊の到着を凄い所で待っていた

(特殊作戦群の隊員はSと表記します)


S① 「…にしても凄いな〜」

S② 「まさか現地の拠点が宮殿なんてな」

S③ 「どうやって説得したんですかあの『ファグラ第2王太子』を?」


零地 「いや〜、ヘッセルの司令官からもらった手紙を言われた通りに憲兵騎士団(けんぺいきしだん)に渡したらこっなったんだ」


S① 「あの第2王太子は信用出来るのか?」


零地 「信用出来るぞ、お前ら特殊作戦群が来る前に何度か助けられた」


S① 「なら良いんですけどね」


零地 「それに俺らは破壊工作をしてんだぞ?それなのに今ここに入れるって事は安全の保証がされてる様なもんだしな」


S① 「そう言われてみればそうですね」


すると零地達がいる部屋のドアが開き、入って来たのは噂をしていたファグラ第2王太子だった


12話登場『ファグラ・アルスハクトラス・シーデス』

ファグラ第2王太子 「どうやら貴女方のお仲間方がこの王都に向かっているみたいですね」


零地 「もう伝わりましたか」


ファグラ第2王太子 「えぇ先程知りました。…ついにこの王都も落ちる時がきたのですね……」


零地 「……俺らが憎いか?」


ファグラ第2王太子 「いえ、むしろ感謝です。貴女方ニホンは我が国を侵略する気はないんでしょ?なら安心です」


零地 「そうか?今後どうなるかは俺らでもわからんぞ?もしかしたら一部領土を割譲するかもしれないんだぞ?」


ファグラ第2王太子 「えっ?普通一部領土は譲るはずですが?貴女方はしないのですか?」


零地 「あぁ…すみません。私達の元いた世界では領土の割譲なんてしないものてして」


ファグラ第2王太子 「…価値観と言うものですね」


零地 「えぇそうです」


ファグラ第2王太子 「話が変わりますが私の姉が貴女方ニホン軍人に会いたいと…」

S① 「言ったんですか!?」


ファグラ第2王太子 「えぇ、その事に関しては申し訳ございません。どうにか隠しとうそうとしたのですが…けれど安心して下さい。私の姉もアルディア派です」


S① 「それは…本当ですか?ファグラ第2王太子殿。完全に信用出来る理由と保証は?」


ファグラ第2王太子 「それは…少なくとも私の姉です。貴女方が思う程の人ではありません。それにもし仮に姉がベナウム派なのであれば私の首はありませんよ」

零地 「まぁ、今何かあっても反乱に乗じて逃げれば良い話だし大丈夫だろ」


S① 「……零地二尉のその自信は何処から来て…」


するとファグラ第2王太子の部下が入って来て、小声でファグラ第2王太子に何かを使えると部屋から出て行き、ファグラ第2王太子が


ファグラ第2王太子 「…どうやら父さんが親衛隊にレイジ殿の暗殺を命じたみたいですね」


零地 「はっ?俺を暗殺?」


(ここから日本語)

S③ 「狙っちゃいけない人を狙ったみたいでね〜」

S② 「命令された任務はどうします?辞めますか?」


零地 「いややる。そこまで気にしなくても良いしな」


S① 「まぁ今夜友軍が来ますし」


零地 「だから気にする必要はない。予定通りやるぞ」


(日本語分からない)

ファグラ第2王太子 「あの…何を話しているのですか?」


S① 「それは言え…」

エレー 「お仕事の話ですよね?」


零地 「エレー!」


突然出てきたエレーに驚いた零地はすぐにエレーの近くへ行き…


零地 「おいエレー部屋にいろ、勝手に出てくるな」


エレー 「ですけどここ数日ずっと部屋の中にいるんですよ?もう外に出たいです…」


零地 「あー…エレーちょっと来い」


零地はエレーを廊下に連れて行き、これから起こる事を日本語で説明した


零地 「…という訳だ。これからこの王都は激戦となるんだ」


(日本語を頑張って喋ってます)

エレー 「……モウタタカイシテマス。アルディアガハンランシテイマス」


零地 「そ…そうだが違う。俺が言いたいのは外は危ないから中に居ろって事だ」


エレー 「……零地サンモアブナイデス」


零地 「俺らは大丈夫だ。そう訓練されてる」


エレー 「……ソウデスカ。ケド、キオツケテクダサイ」


零地 「分かってる」


そして零地はエレーに部屋に戻る様に言い、部屋に戻らせると特殊作戦群隊員達と作戦の事について話し合い、任務へと出る事にした。その作戦とは王都リ・バロの城門(じょうもん)を爆発し、友軍の自衛隊をスムーズに王都内部へ向かい入れる作戦である。

そして零地や特殊作戦群達は友軍が来る方向の城門に潜入し、ステルス技で制圧すると早速爆弾を設置し時が来るまで待機した


数時間後…


零地 「……暇だな」


S① 「まだ感覚は戻りそうにないのか?」(現役復帰が)


零地 「あぁまだ完全に感覚が戻って来てない。数時間何もせず待機するのが暇すぎる」


S① 「危険だな。よく死ななかったな」


零地 「本当だよ」


S② 「……もう暇じゃなくなりますよ」


特殊作戦群隊員(S②)がそう言い街の外を見ていて、零地も街の外を見ると自衛隊とアルディア派の軍勢が見え、すぐさま零地達は作戦を結構しその場から少し離れ城門を爆発した


(爆発音)

バゴーーーーーーーン!!!……


S③ 「……これで友軍は通れますな」


零地 「早く戦争を止めてくれ」


S① 「全く」

S② 「全く」


(遠くの爆発音)

……バゴ〜〜〜〜ン………


零地 「今の爆発は?」


S① 「知らん」

S② 「私達はここ以外爆弾は設置していませんよ?」

S③ 「王都内からだな」


零地 「…ちょっと待て」


零地は嫌な予感がし、門にある塔の上まで上がり王都内を見ると煙が立ち混んでいて、その煙の発生源を見た瞬間零地は鳥肌が立った


零地 「……まさか!宮殿から!!」


そうその煙の発生源は拠点にしている宮殿からであり、零地はエレー達が危険だとすぐに塔をおり特殊作戦群に伝えた


S① 「…やはりあの王太子(第2)私らの事を騙したな」

S③ 「いや、もしかしたら仲間に攻撃されたんじゃないですか?王太子はアルディア派なんですよ?」


零地 「そんな事どうでもいい!!俺はエレー達を助けに行く!!Sのお前らは作戦を続けておいてくれ!!」


S① 「しかし零地二尉、作戦とは関係ない事は…」

零地 「作戦に関係ない!?良いか!!俺がこの王都まで来れたのはエレー達のおかげだ!!エレー達に恩を仇で返す事なんて出来るか!!それに俺は頭を下げられてやってんだ!!それを忘れるな!!」


特殊作戦群隊員に激怒した後行こうとすると


S② 「零地二尉待って下さい。私も助けに行きます」


零地 「なら急げ!!エレー達が危ないんだ!!」


特殊作戦群隊員(S②)を連れ零地は宮殿へと急ぎ、宮殿に近付くと零地の無線機からダナトの声が聞こえて来てすぐに無線機をとった

(無線会話)


零地 「ダナト!!そっちは今どうなってる!!」


ダナト 「分からない…突然爆発して……今は宮殿の兵士達が襲ってきた親衛隊と戦ってる」


零地 「エレーは!!そかの皆は無事か!?」


ダナト 「マティナとランデスは無事だ。ヴァルダは奴らと戦ってる。けどエレーが何処にも見当たらないんだ!」


零地 「なに!?エレーが!!探したのか!?」


ダナト 「探そうとしたんだけど無理に動いたら危険で…」


零地 「そうか、じゃあダナト達は安全な場所にいろ!!今から俺が行く!!」


ダナト 「わ…分かった!!」


無線会話終了…


S② 「…エレーと言いますと、あの水色髪エルフの?」


零地 「そうだ。早く宮殿に行くぞ!!」


そして零地は宮殿へと急ぎ、到着すると憲兵騎士団(けんぺいきしだん)と親衛隊が激しい戦闘を繰り広げており、死体があちらこちらあったが親衛隊がかなり押されており零地達もすぐさま参戦して殲滅した。戦闘の後零地は宮殿中を探したがエレーは見当たらず、零地は生き残った親衛隊を捕まえその場で尋問を始めた


零地 「おい親衛隊野郎、なぜ宮殿を襲った?それと水色髪のエルフは何処へやった?」


親衛隊 「ば!…馬鹿言え!!そんなの口が裂けても言えん!!」


零地 「口が裂けても?そうか、なら…………このナイフが見えるか?」


親衛隊 「…殺すんなら殺せ!」


零地 「いや何を言う?お前は今「口が裂けても」っと言った。だから今からお前の口を裂いてやるんだ」


親衛隊 「う!…嘘だろ!?」


零地 「嘘じゃねぇ、やるんだ…」


そう言って零地は尋問中の親衛隊の顔にナイフを近ずけると、尋問中の親衛隊が恐怖のあまり泣き出し初め


親衛隊 「分かった!!分かったから言う!!だからそれ以上ナイフ(そいつ)を近ずけるないでくれー〜〜!!」


零地 「じゃあ言え!!水色髪のエルフを何処へやった!!」


親衛隊 「し!!…親衛隊長が王宮連れてった!!あのエルフは王宮にいる!!」


零地 「王宮だと!?クソッタレ!!おい騎士団、こいつを連れてってくれ!!」


憲兵騎士団(けんぺいきしだん)が親衛隊を連れていくとダナト達がやって来て、マティナが零地に


マティナ 「零地殿!!エレー様は!?」


零地 「親衛隊の野郎が王宮に連れていったみたいだ!」


マティナ 「お!!…王宮!?」

ダナト 「王宮って…なんでエレー王宮に連れてかれるんだよ!!訳が分からない!?」

ランデス 「ど…どうするんですか!?」

ヴァルダ 「…」


零地 「……皆はここで待ってろ。後から俺らの仲間が来る!」


マティナ 「しかし!!」


零地 「そこにいろ!!おいS来い!!」


S② 「了解」


そして王宮まで行こうとするとファグラ第2王太子歩いて来て


ファグラ第2王太子 「お手伝いしましょうか?王宮まですぐですよ?」


零地 「王宮まで…なんでも良い、なんだ!?」


ファグラ第2王太子 「ではこちらについて来て下さい」


零地 「…行くか」

S② 「…何があるんでしょうね」


零地 「さぁな…」



23話②に続く…



憲兵騎士団(けんぺいきしだん)とは、ベナウム王国の治安維持を専門とする騎士団で、警察の様な役割を持っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ