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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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1103/1110

おばけの泣く声【ホラーにならないホラー】【子ども視点】

暮れ六つの


鐘の音


ごんごんどーん


空気が細かく振動して


それがどこまでも伝わっていく


知らせるものは夜の訪れ


「暗くなったら危ないからね


 おうちへお帰り


 外には出ないでね」


大人は怖くないのに


子どもだけ怖いもの


なーんだ?


それは


おばけ?


女の人の


すすり泣く声が


聞こえたら


すぐさま背を向けて


遠くへ逃げなければならない


自分の部屋までも


そうして


布団かぶって


震えている間に


朝が来て


脅威は消える


朝日の中では


子どもも大胆になる


昨夜


泣き声が聞こえたところまで


近付いていって


今は何も聞こえないことを確かめて


大人たちに言うと


みんな口をそろえて


「そんなもんいないよ」


そっか


気のせいだったのかな


もう一度


確かめたいけれど


絶対に


二度とは聞きたくないような


芯まで凍える泣き声だった


だから今夜は


布団から出ずに


おやすみなさい


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