プロローグ 3: 魔法を使って古代人を蘇らせる実験。
「さて……続けよう……」
このファンタジーの世界とはまったく異質な、ある一室……どこを見渡しても、この世界の建物はレンガか木材で造られているのが常だった……
しかし、この部屋だけは……すべて鉄で造られていた……
「あの……でも……」
魔法使いと一目でわかるローブをまとった五人の人物が、ある一つの体を囲んで立っていた……
若い魔法使いが、おそらく首領か中心人物と思われる老齢の魔法使いに近づいて耳打ちした。
「よく聞け……これが成功すれば、我が国の軍はいかなる王国をも凌ぐほど栄えるだろう……」
「は……はい!!」
「……よし……魔力をさらに注ぎ込め……」
老齢の魔法使いを除く四人の魔法使いが、部屋の中央に横たわる腐敗した人間の体へと手を向けた……
青白い光が、部屋の中央に横たわる腐敗した体の上で閃いた……
「あああああああ!!!!!」
腐敗した体から苦悶の叫びが上がった……四人の魔法使いは思わず手を引こうとした……しかし老齢の魔法使いがそれを制した。
「絶対に手を止めるな!……"彼"がどれほど苦しもうとも!!」
「了解!!」
その魂なき体の絶叫はますます大きくなっていった……四人の魔法使いは心の中でひそかに思った、もし自分があんな叫び声を上げたら、声帯がとっくに潰れていただろう、と……
青白い光が激しく輝き始めた……目に当たる光はあまりにも強く、あたり一面が白一色に染まりそうなほどだった……
閃光!
老齢の魔法使いは、その光景を極めて満足げな表情で見つめていた……
光が徐々に薄れていくにつれ……先ほどまで魂なき体であったものが、奇跡のように"人間"へと変わっていた……
「信じられない……」
老齢の魔法使いは"その人間"を目にすると、すぐさま膝をつき、深々と頭を垂れた……
それを見た四人の若い魔法使いたちは驚愕した……王国で二番目の宮廷魔法使いであるあの老魔法使いが、王でもない者に膝をつくとは、思いも寄らなかったからだ……
「ただの噂に過ぎないと思っていた……しかし閣下……あなたは、本当に実在された……」
わずか二秒前まで悪臭を放つ生気のない骸に過ぎなかった若い男が……今や、王国の宮廷魔法使い第二位がひれ伏す存在へと変わっていた……
「メディア大陸の伝説の初代聖騎士……ウィリアム様!」




