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世界が繋がっちゃう?

我慢していたわけじゃないけど、これまでの想いが

涙となって一気に堰を切って流れ出てしまった。


 「ふぅ~びっくりした。

  お騒がせしました。

  さて、じゃあ今日からシロミズチ様も

  一緒にてくださるそうなので、

  今夜はカレーパーティにしようか。」


 「少しは楽になったようだな。

  気を抜いて楽にすると良いのだ。


  はて、カレーとは?

  少し辛みがある食べ物だと?


  それは良いな。

  暑い夏場には辛いものは

  体に良いという話を耳にしたことがある。

  体に良いものならば、何でも頂こう。」


 「ご主人様、

  女神様もこれからここにご一緒されるとなれば、

  色々と用意するものがあるかと存じます。


  私が買い出しに行って参りますので

  何なりと申し付けくださいませ。」


 「なんだか美味しそうな響きだにゃ。

  楽しみなのにゃ。」


 「僕、あんまり辛いの得意じゃないんだ。」


 「そうだね、ザラさん、

  シロミズチ様用の食器とか寝具もいるかな?

  この後すぐに検討しようか。  


  ココ、絶対美味いから期待してくれていいよ。


  大丈夫だ、シルバ用には甘めのもあるから。」




よし、じゃあ早速買い出すもののリスト作りだな。

食器とか家具とか衣類もかな。と思っていると、


 「ちょっと待って、鞍馬君。

  甘めのものもあるって今言ったわね?

  ものすごく嫌な予感がするのだけど・・・。

  出来れば当たって欲しくないような

  絵が浮かんだんだけど。」


 「嫌な予感?なんでだろう?

  俺には美味くて幸せな絵しか浮かばないけど。


  カレーは何種類も亜空間収納に入れてるから

  いくつでも食べ放題ですよ。

  一緒に軽く加熱するだけで食べられるご飯も

  当然入れてますからご安心を。」


 「全っ然、安心じゃないわっ!!

  君って一体何を考えているのっ!?

  どこの世界に女神様に

  レトルトカレー食べさせる人がいるの!?

  絶対許さない!


  今から向こうに戻って食材買いに行くから、

  一緒に付き合いなさい!いいわね?

  何、その顔!!良いから行くわよ!」


 「いや、俺もうちょっと

  ここの風景見て癒されたいというか、

  買い物行きたくないというか、

  作るの面倒というか、

  いや、美味しいからいいじゃん!


  レトルトも色んな種類があって

  どれも美味しくて飽きないよ。

  絶対美味しいから食べようよ。


  今から山歩きして向こうに帰るのも

  なんだか嫌だし。途中で魔物に出会っても

  討伐とかしたくないし。


  お湯で温めるだけで美味しく食べられるんだよ?

  魔法みたいじゃん、そうだよ、俺たちの世界の

  魔法の料理なんだよ。

  

  100歩譲ってフレイムオーガの肉を

  混ぜるくらいだよ。」


ごねるカケルを見て、さつきはちょっと悩んでしまった。

さっきまで悲しみにくれていたカケルが、

また無理をしているように感じてしまったからだ。


 「そこまで言うなら、チャンスをあげるわ。

  でも、これっきりよ?


  こっちの世界で私達の世界のものを

  食べたりするのって

  あまり良くないような気がするし。」


 「それは大丈夫だ。

  ゴミをそこらに投げ散らかさないのであれば、

  問題にもならん。


  しかし、そなたらの世界とやらに

  我も行けるものなら行ってみたいものだ。」


そうか、そうだよな、シロミズチ様って、

この湖の周りからは離れられないんだった。

この家と向こうの俺の家が繋がったりしたら、

行けるのかな?

そういえば、ヘスティア様も普段は神殿に

縛られているようなこと言ってたよな。

二人には違う世界も見せてあげたいな。

そう思ってしまった。


 (ピロン

  限定スキル、女神の門を獲得しました。

  女神の指定が必要です。

  女神を指定しますか?)


おおっ、限定スキルなんだ。

しかも、指定したらいいのかな。

じゃあ、・・・。


 (ピロン

  限定スキル、女神の門の通過権限が

  ヘスティア、白水蛇に指定されました。)


出来た感じだな。

って、どうやって使うスキルなんだろう?

俺のステータスのリストにないんだけど?


 「カ、カケル殿!

  そなた、なんというスキルを!!


  我などこの地で平穏に過ごせておれば、

  十分なのだ。

  そなたの世界にわたる門を使うなど・・・。」


シロミズチ様が俯いて震えている。

マズったかな。と思っていたら、


 「やぁ、君は本当に無茶なことを

  願ってくれるねぇ。

  まぁ、お陰で、君たちの世界に渡る門を

  一緒に開けるようになったけれど。


  シロミズチ、

  すっかり元気になって良かったわね。

  さて、共に見に行きましょうよ。

  科学とやらが進歩した世界だそうよ。

  色々思うこともあるでしょうけど、

  とにかく見にいってみない?


  カケル君、君と手を合わせることで

  私達女神は門を開いて通ることが出来るのよ。

  力を貸してくれるかしら?」


 「それはお安い御用ですけど。

  あの・・・ヘスティア様。。」


 「鞍馬君、目を閉じなさいっ!!

  何度言えばわかるのっ!!


  ザラさん、服をお願いっ!」


ザラさん達がすごい速さで1階に降りていって、

ヘスティア様が着る服を持ってきて、

後ろの部屋で着替えるようだ。


 「私は別にこのままでも良いわよ。」


 「「「「だめですっ!!」」」」


貴船さんとメイドさん達に懇願されて

ヘスティア様は服を着てくれたようだ。


シロミズチ様とは違って、赤が基調の服で

ローブには炎を纏った羽を広げた鳥の刺繍が入っていた。

なんだかかっこいいなと思った。


 「そうですね、ヘスティア様。

  我も許されるのであれば、カケルの世界に

  行ってみたいと思いますが、

  この地からは・・・。」


 「何を言っているの?

  女神の門経由だからここと同じ場所の扱いよ。


  みんな一緒に行けるけど、どうするかしら?」


 「全員で行けるんですか?

  なら、是非みんなを招待したいです。

  ザラさん、シフォンさん、ソフィさん、

  一緒に来ませんか?

  この家のよりも大きなお風呂もありますよ。」


 「私たちも行って良いものでしょうか?

  良いのでしたら、メイドとして

  お世話させていただきたいので

  是非お願いいたしますわ。」


ココもシルバもなんだかワクワクしているようだ。

いや、一番ワクワクしている危ない人がいた。


 「め、女神へ、ヘスティア様!!

  貴船っ 貴船さつきと申しますっ!!

  お願いします!私にもスキルをください!!」


だめだ、ダメすぎる人だった。


ヘスティア様が苦笑いしている。。

シロミズチ様が唖然としている。。

ココもメイドさん達も固まってしまった。


お願いしますよ、お姉さん。。。。

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