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18話:ショック

あの後の夜…


「きゃあああっ、どうしようっ!俺、初めて彼女出来ちゃった。リア充だよ?やばくない?いつもリア充爆発しろって言ってた俺も遂にリア充デビュー…ひょぉおおおっ!めっちゃ嬉しいっ!明日、学校めっちゃ楽しみなんだけど!」


修学旅行前日の小学生のようにはしゃぐ俺。


俺は、本当に楽しみにしていたんだ、それに花菜も楽しみと言っていたんだ。


それなのに…


「はっなぁー、おはようっ!」


「ご主人、気持ち悪いです。」


花菜は、いつもと変わらないそっけない態度だった。


「ねえ、花菜…」


「はい、何ですか?」


「俺達って、恋人なんだよね?」


「はい、そうですが?」


「だったら、呼び方変えない?それに敬語も。」


「拒否します。」


「何で?」


俺は、前よりも距離を感じて、少し寂しく思う。


「仕事と私事を一緒にしたくないからです。」


「それ言ったら、一生イチャイチャ出来ないじゃんっ!」


「?大して、ご主人の生活に支障はないと思いますが?」


「大ありだよっ?!俺は、花菜とイチャイチャしたいの。」


「私は、別にしたくありませんが?」


「え?酷くないっ?!」


俺の開いた口が、なかなか塞がらない。俺は今、呆気に取られていた。


「じゃあ…さ、俺だけだったの?花菜とめっちゃイチャイチャしたいと思ってたの。ねえ、俺たち本当に恋人なの?ってか、花菜は本当に俺のこと好きなの?」


「…私は!」


「ねえ、俺達別れよ?」


「え?」


俺の言った言葉に、花菜は言葉を失っていた。今にも泣きそうな顔だった。俺は、そんな花菜の顔を見るのが辛くてその場をあとにする。


「私のせいだ。私が、あんな事言ったから…元春を傷つけてしまった。馬鹿だな。私は…」


花菜は、俺が去った後1人で静かに泣いた。


「くっそ!俺は、俺は…花菜…お前のことが本当に好きなんだ。好きなんだよ。なのに、なんで花菜はいつもいつもつまらなさそうなんだよ。ああああっ!……はぁ、こんなんで別れんのかよ。なんか、やだな。」


そうつぶやいた瞬間、気がつけば俺は走っていた、夢中で。息が切れるくらい。必死に花菜と別れた場所へ。


「花菜あああっ!俺、わがままかもしんないけど。やっぱり花菜が好きだ。だから、花菜と別れたくない!こんなわがままな俺だけど、ずっとずっと愛してくれますか?!」


花菜は、嬉しそうに泣く。


「はいっ!ずっとずっと、死ぬ時も私が一番好きなのは、ご主人…じゃなくて、元春です!私も、元春と別れたくない。だから、元春も私のこと一生愛してくれますか?」


「当たり前だ!俺が、この世界…いや、宇宙…そんでもってもっと広い場所を探しても、好きなのは花菜だけだ!花菜、愛してる!死ぬまで!死んでも愛してる!」


そして、その日俺と花菜のファーストキスは、消えた。

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