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第20.5話 1921年5月15日共和国政府極秘記録
1921年5月15日の資料を再生します。
ピー
「どうも大統領、お久しぶりです」
「やぁ、君のところから安く買った新型兵器のおかげで我が国は帝国に対してかなり優位に立ち回れているよ。ありがとう」
「礼には及びませんよ。私はただ……あの人が護りたかったものを護りたいだけですから」
「なるほど……にしては自分の娘に対して胡散臭いライフルを持たせるなんて酷いじゃないか」
「あれはアイリスのためになると思ってやってることですよ」
「にしては悪い顔をしてるな……ほら、これが君の望んだ対価……アイリス様の戦闘記録だ」
「ありがとうございます……覚醒は起きませんでしたか……」
「あぁ、そうらしいな。共和国軍の研究者達は20ミリ対物ライフルカラドボルグに使用されている例の遺跡の金属の量と純度が足りないからじゃないかと言うことらしい。あとは……」
「対となるあの金属もやはり必要……と言うことですか」
「そうだな……だが、いくら君の頼みとは言えあの剣を今、アイリス様に渡す訳にはいかないな。せっかく落ち着いてきた王国派の連中がまたうるさくなるからな」
「そうですか……では今日はこの辺で失礼します」
ピー、資料の再生を終了します。




