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悲しみのペン
悲しみのペンを鋭く使うため、安めの言葉を、使わないんです
罪深い愛をこの身に自覚して忘れられないあの人もいる
轟いた雷の音こころからごめんとあやまる醜い笑顔で
なぁ、おまえ、悲しみの果てのその果てを見たことあるって、なぜ、嘘をつく?
王さまを侮蔑しているこの国の、清いあけぼのただ待つ悲しみ
こんなオレの愛をその手で癒すほどまっすぐすぎる愛怖すぎて
殺したいほど好きだったあの人の笑顔が曇った、癒してください。
ねぇ、なんで、あたしの言葉は風に乗り、だぁ〜れも知らないあの街で、泣く?