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方舟に選ばれなくてもよいのです
赤信号ちょっとヤバめの交差点向かいで傘さす去年のオトコ
相当な自信と思うちゃんと目を見て微笑んでるきみの告白
大切にしてくれた人を大切にせずに払ったツケの孤独さ
リーチして一発ロンの夢でした、あの日の告白ただ夢でした
ただそこに高価なリンスがある寂しさに君の髪など思い出す夜
方舟に選ばれなくてもよいのです。もしもあなたも選ばれないなら。
よこをむくあなたの頰に薄っすらと小雪が溶ける幻をみた
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お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。