表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
340/501

旅立ちの日に、震える言の葉


ねころがる

夏 ワンルーム 板の間で

金魚 数えず 孤りと言います



どの蝉が

朝から晩まで鳴くのかが

わからないから、うるさい太陽



初キッス

とおいむかしの純真を

わかってほしくて貴女に話した



その光り

恋の時間と定めずに

色っぽい罪 咲いて こぼれる



この闇を

大好きなんだという貴女

すこし斜めの、キスをしたがる



夏の海

海面に咲く白い花

霧笛 桟橋 波しぶき 罪



この国を

棄てたといってみたかった

旅立ちの日に 震える言の葉





─────────────────────

お読みくださり、誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ